chu!chu!chu!(チュ、チュ、チュ)

青空なのに雨が降ってきたりして、今日は変な天気だ。あいかわらず今年の夏は暑い。ただ夏は暑いもので、冷夏と言われる暑くない夏もたまにあるが、いざそうなってしまうとなんだか物足りなく感じてしまうことも確かだ。今まで創ってきた自分の曲を見渡してみると結構、夏を感じる曲がたくさんあることに最近気づいた。夏は四季の内(うち)の一つの季節に過ぎないのに、なんだか夏の曲が全体の四分の一どころか半分以上がそうなのではなかろうかと思ってしまうくらいある。

そうした夏曲の内の一曲を今回紹介しようと思う。”chu!chu!chu!(チュ、チュ、チュ)”という曲だ。前に何度かこの曲について書いた思い出があるのだが、今回あらためて書こうと思ったのは、実はこの曲の動画を作ってしまったのだ。笑 なぜ動画を制作したのかと言うと、一月(ひとつき)ほど前から「月」というアルバム作品10曲をストリーミング配信し始め、今までの経験上、動画を制作した曲の方がアクセス数が多くなるという傾向が出ていたので、時間があればなるべくこの10曲の動画を創ってみようと考えたのである。その第一弾が、このブログの何回か前に書いた”熱帯夜”という曲で、”chu!chu!chu!(チュ、チュ、チュ)”はその第二弾ということになる。

“chu!chu!chu!(チュ、チュ、チュ)”の歌詞の内容を簡単に触れると、主人公は私の曲にしては珍しく女の子で、その女の子がダーリンにチュウをせがむという曲になっている。笑 チュウは唇(くちびる)の接触で、同じ唇(くちびる)で何か違う接触が無いか?と考えたところ、食べ物があった。口づけ以外に唇(くちびる)を通して人は物を食べるのである。チュ、チュ、チュに合う、物を食べる時の擬音語が何か無いか?と思い浮かべたのがラーメンであった。ラーメンをすする時チュル、チュル、チュルという擬音語を使う。そうか!これで韻(いん)を踏めるではないか!と、閃(ひらめ)き、こうなったら麺(めん)関係で歌詞創っちゃえ!と無理やりこじつけたのが、そーめん、そば、うどんなのであった。笑

よくよく考えると、そーめんやうどんを食べる時の擬音語はツル、ツル、ツルが普通だろうし、そばだとズル、ズル、ズルが日本人にとってはピッタリの感覚なのだろうが、もう全部一緒だと思い、麺(めん)のすすり方(かた)をすべてチュル、チュル、チュルに統一させてやった。笑 この手法では、扇子(せんす)でそばやうどんのすすり方(かた)を繊細(せんさい)に表現する落語家の真打(しんうち)には自分はなれないであろうな。笑

さておき、こうしたラーメン、うどん、そばといった麺類は大概(たいがい)、夏の時期に食べたくなるものであって、特に暑い昼間などは自分なんかはほとんど麺類一色という感じになってしまうのだが、みなさんはどうだろうか?前にニュースで夏に麺類を食べたくなるのは、暑さに筋肉が弱ってしまって、それで、人は喉(のど)越しのいい麺類を食べたくなるのだと、話が本当かどうかはわからないが聞いたことがある。

ともあれ、チュ、チュ、チュとチュル、チュル、チュルで韻(いん)をふんでしまったからには夏の唄にしなければいけない!と思い、女の子は飽きっぽい性格なので、”夏が終わるまで飽きさせないで~!と続いて行くわけである。麺類ばかり出て来ると、また麺類か!飽きるよ!と思ってしまうのだが、つい、またまた麺類をとってしまうというこの夏の麺地獄とかけてる部分もあったりする。笑

このように”chu!chu!chu!(チュ、チュ、チュ)”は夏のこの暑い時期にピッタリの曲であるわけだ。なので動画を思い切って作ってみたのである。

一番の見どころは、チュル、チュル、チュルに合わせて、この麺類をすするカットで、リズムに合わせてラーメン、そーめん、そば、うどんと4種類、3カットずつ挿入(そうにゅう)している。素材は実はユーチューブショートで毎日上げている昼食で、麺類が出て来た時に食べる前にそのカットをすでに撮影していたのであった。笑

他にもいろいろな苦労があったのだが、それは置いておいて、この完成した動画をぜひ見て欲しいと思う。この夏の暑い時期にあった動画になっているはずだ。この動画を見ながら、ぜひ、ラーメンなり、そーめんなり麺類をすすってみてはいかがだろうか?

もう飽きたって!?そんなこと言わないで・・・。

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ダーリン、キスして。擬音語の使い方

ラーメンのことを立て続けに2度書いちゃいましたが、今回はラーメンじゃなく麺を食べる唄をつくっているのでそちらを紹介したいと思います。

唄のタイトルはCHU!CHU!CHU!(チュ!チュ!チュ!)

私の曲の中では、この曲だけ主人公が女性の設定になっています。主人公の女性がダーリンにチューをせがむ形で唄がはじまります。”ダーリン、キスしてチュ、チュ、チュ、願いを込めてチュ、チュ、チュ、・・・”次からアタマから韻(いん)をふむ感じで、”ラーメン食べたいチュル、チュル、チュル、ソーメン食べたいチュル、チュル、チュル・・・”と麺類が登場して来ます。

この能天気な韻(いん)の踏み方!

なかなかイイ感じじゃないですか。(笑)やっぱり麺はすすらないといけないですよね。この後の歌詞が”夏が終わるまで飽きさせないで~♪”となっていて、暑い時期、人の筋力も疲れて、のど越しのいい麺類を食べるのは夏の季節が一番。

食事の時に音を立てちゃいけない欧米人には、夏に麺類を”ずるー、ずるー、ずるー”と音を立ててほおばる日本人の幸せ感はわかりはしないってもんだ。てやんでぃ!

さらに2コーラス目には”お蕎麦を食べたいチュル、チュル、チュル、おうどん食べたいチュル、チュル、チュル・・・”とたたみかけるように擬音語の大連発。どんなもんでぃ!目の青い外人さんには早く布団をたたんでお国に帰ってもらいな。

本当は、ラーメンは”チュル、チュル、チュル”でいいんだけど、ソーメンなんかは”ツル、ツル、ツル”とか、お蕎麦なんかは”ズル、ズル、ズル”の方がいいと思っている。しかし、いかんせん唄なのだから韻(いん)踏まないといけない、韻(いん)を。

その方がおもしろいのだもの~♪

けど、この唄で一番いいたかったのは、この主人公の女性がダーリンに向けて”アナタは決して一人じゃない!”と唄っているところなのです。

自分も含めて(笑)、一人で孤独だと思っている人がこの唄を聴いて少しでも笑ってくれればこの唄をつくったかいがあったというものです。

つらいことも、楽しいことも、唄いたい。キスして。

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