パンツを買わない男

このブログでここ何回か、自分が着の身着のまま人間であることを白状してしまった。ミュージシャンの姿としては、あってはならないことなのだが実はそうなのだ。笑 自分の洋服を買ったことは、学生の頃は友達にそうしたファッション関連の仕事をしたいという奴がいて多少あったのだが、世の中に出てからは数えるほどしかない。情けない。笑 

友達にそうした奴がいたので、洋服関連の知識もそれなりにあったりして、森英恵のビルでプレタポルテだったかオートクチュールだったかファッションショーも生で見たこともある。ジャン・ポール・ゴルチェくらいは知っている。古いか?笑 阿佐ヶ谷駅に入っているユニクロの店内をいつも通るのだが、ユニクロで買い物したことすら無い。笑

毎週散歩に行く、中野ブロードウエィの中に入っている時計屋さんに飾ってある高級時計を眺めても、大きい時計だな~、腕にはめて重たくないのかな~?みんな金持ってるな~、と感心するのだが、不思議と欲しいとは思わない。笑

確か洋服を一番最後に買ったのは、数年前「藤の花」という動画を創ろうとした時に、紫色の砂を使って”藤”という一文字を作るのに合わせて、動画のイメージを統一しようと紫色のシャツをアマゾンで買ったのが最後だったように思う。その先を思い出すと・・・、何十年前になるのか、展示会か何かで、縫い目がどこかほつれたりした商品にならない、いわゆる、いわくつきのトレーナーを千円くらいで安く買ったはずだ。。。そのトレーナー、いまだに着たりしている。笑

十年以上前になるが、その当時よく飲みに行っていた取引先の人に飲み屋で、自分はほとんど洋服に興味が無くて、自身の着る服すら買ったことが無いということを今回と同じように告白すると、ものすごく驚かれた記憶がある。

”エッ、マジっすか?そんな人はじめて見た。”と驚愕(きょうがく)の表情を顔に浮かべられ、”じゃあ、自分のパンツすら買わないの!?”と問い詰められてしまった。笑 ”下着のパンツのこと?そんな下着のパンツを買ったのは、もう子供の頃以来覚えが無いですよ・・・。”と答えると、相当こいつは変わり者だな~という軽蔑のまなざしを投げかけて来る。笑 ”じゃあ、誰にパンツを買ってもらっているのよ~?”と、どうやら芋焼酎の飲み過ぎで酒が体に回っ来た、ほろ酔い気分の相手からさらに突っ込まれたのだった。

その晩、素直にその相手には答えたのだが。今回はこのブログの読者の想像にまかせてみることにしよう。笑 読者なんていないのにねぇ。そう私は、

自分のパンツを買わない男なのである。

「藤の花」バージョン2

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ビジュアリスト

前回、前々回と画像を入れずにこのブログをアップした。ここ何ヶ月かアイキャッチ画像を添えて投稿していたのだが、内容に合うイメージ画像が無かったからだ。実はこのアイキャッチ画像、自分で撮ったものでも何でもなくて、ネット上から探して来たものなのである。写真ACというサイトに会員登録してあって、1日3枚か4枚ほど、アンケートに答えれば無料でダウンロードできるようになっている。

このブログを書いた後に、適当にこの写真ACで検索して、著作権みたいなものも無いみたいなので、気に入ったものがあれば使うようにしている。画質は綺麗で、自分でスマホで撮ったものとは違い、結構照明とか使って撮影したのではなかろうかという写真ばかりで、こうした画像を好きに使ってくださいということなので便利な時代だ。

ユーチューブを始めた頃は、このようなサイトがあるなんて気づかなくて、グーグルの画像検索で調べて出て来たものの中で曲とイメージが合ってそうな画像を勝手にダウンロードして使っていたのである。今から思えば犯罪だ。いまだにユーチューブ上にアップされているのだが、そんな見てくれる人もいないので問題にもならないのかもしれない。

自分とすれば他人(ひと)の目を盗んで、悪意の上でダウンロードしたつもりはまったく無くて、ウエブ上に溢れている画像をダウンロードしてみると、簡単にできてしまうので、このおこないがその人の著作権を侵害するものだとは思ってもみなかったのだが、よくよく考えると自分だってオリジナルの曲を無断で使われると、気分はよろしくないはずだろうし、下手なことをやってしまったなと今では思っている。

しかしながら、ここ何年かは自分でホームページを運営するようになり、いかに他人(ひと)から見て貰えるようにすることが難しいかは、身に染みてわかっていて、一番気を引くのに手っ取り早いのがビジュアルなのである。ビジュアルがよろしくないと誰も振り向いてくれない。ブログだっていかに面白いことを書いても見向きもされない。そんな思いから最近は、このブログの頭に他人(ひと)様が撮った、いわゆる綺麗な画像を入れてアップしているのであった。

ユーチューブの動画の方も実は、少し研究していて、一番最初の頃アップしていたのはただスマホでライブを撮影した、視点がひとつになっているもので、それでは余りにも単純なので動画の途中に別のカットを挿入なんかしだしたりして、それでもどうも物足りないと思い、使わなくなったスマホも一緒にライブに持っていき、スマホ2つで同時に撮影し、唄に合わせる形で画面を差し替えるように組み合わせてみたりもしたのだが、まだどこか他人(ひと)の動画とは違う?なんだか素人くさい。ずっとこう思っていて、ようやく最近、気づいたのがトランジションという機能なのである。

トランジションとは何かと言うと、カットとカットをつなぎ合わせたりする時に使う、ぼやかして重ねたりする効果で、こんな機能があったんだと先日はじめて知ったのであった。笑 それで、よし!この機能を使ってあらためてアップしてあった動画のバージョン2をあらためて作ってみたところ、意外にイケている、素人ぽさが消えているではないか!我ながらそう思えてしまったのであった。笑

このように、最近はビジュアルを気にするようにしているのだが、自分の根本(こんぽん)は着の身着のままなのである。性格の根っこがビジュアル何てどうでもいいと思っていて、ブログをアップするのが久しぶりになった、ここ2,3回、もう洒落た画像なんてつけるの面倒くさいと思ってしまい、アップするのを止めたのだ。

たまに空に綺麗な夕焼けが出ていたりすると、街中でその光景をスマホで撮っていたりする人を見かけたりもするのだが、自分はスマホで写真を撮るということはめったにしないと言おうか、よし撮影するぞ!という気分にならないと行動をおこしたりはしなくて、その綺麗な夕焼けをただ眺めているだけなのである。自分にとって綺麗な夕焼けと撮影された画像は違うものなのだ。

綺麗だと思った現実の光景と、写真や映画は違う。写真や映画はあくまでも人間が作った人工的なもので、自然とは違うのだ。写真や映画は、あるいは画(え)やファッションや音楽もそうなのかもしれないが、その綺麗と言うビジュアル的な価値観は時代と共に変わると言おうか、そんな不確かなものは無い、そんなのどうでもいいと自分はつい思ってしまうのである。

ただ、こんなことばかり言っていても世の中、誰も相手にしてくれないので、ビジュアルに関しては気をつけないといけない。自分とすれば、

世の中どうなろうと知ったことじゃないよ。流行りを追うのも疲れる、青空見ていたい。誰にも邪魔されずに眺めていたい。

と言う、単純な気分があるだけなのに。笑 自分の「たまご」という曲の歌詞の一部。

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散歩道

今日はまだ散歩に行っていない。

平日だと朝ご飯を食べた後、近くの公園に散歩に行って来る。わざと遠回りをして緑道を歩き、花咲かせ隊の近所のおじいさんやおばあさんが植えた花を眺めて環七道路に出て、交差点をわたり、ビルの影の中を坂道を登って行き、青梅街道を横切り、公園を一周、ただし散歩している人たちが時計の反対回りで回るのに対して、自分は時計回りに回って来て、帰り道となる。たまにおばあさんが窓をふいたりして掃除をしているお茶屋さんのところを青梅街道に沿って左に曲がり、元の青梅街道の交差点をセブンイレブンを背に、道路の対面のファミリーマートに向かってわたって今度は環七の坂道を下る。右側に近所のおじさん、おばさんが集うのか演歌のカラオケスナックがあるのだが、昔ながらのスナックの扉に東京都のコロナ対策指定店の最近どこ行っても見かけるレインボーのステッカーが貼ってあって、営業を再開したみたいだ。前は〇月/〇日~〇月/〇日まで休業しますという紙が貼ってあった。その隣の奥には地蔵様があって、何の供養の地蔵様なのだろうな?と思い、以前小さな鳥居をくぐって手を合わせに行ったことがある。お賽銭も少し置かれていたりして、意外に人の手が入ってもいて小綺麗だった。何の地蔵様だったかはもう忘れている。笑

さらに先を歩くと、今度は公衆トイレがある。おしっこがしたくなったらそこで小便をする。公園に行く途中の方が寄る回数が多いと思うが帰りにも寄ったりする。環七沿いなのでタクシーの運ちゃんやらいつもここを通るドライバーの人たちが利用するトイレだ。言い忘れたが公園の中にもトイレがあって、そこでも用を足すことがある。ある日散歩の途中、あまりにも腹が痛くなり、我慢できなくなって、公園のトイレで大きい方を使用した後に、Gパンを腰に上げようとしたところ、後ろのポッケに入っていたスマホを落っことしてしまい、下がコンクリートの硬い床(ゆか)だったので、ディスプレイの画面が割れてヒビが入ってしまった。汚ねぇなと思いトイレの紙でスマホを綺麗に拭いたのだが、ヒビはそのままになっている。別にヒビが入っていても画面は見えるので差し支えないのだ。どうでもいいことを話してしまった。

公衆トイレを過ぎると、坂道を下って、環七通りを今度は横切る。信号待ちしていると、いつもその私が立っている後ろのビルの駐車場に駐車しようとしてくるバンが左折してきて、自分がよけなければいけなくなって、バンを通してあげるのだが、バンの中の運転している親父さんが、一応申し訳なさそうに手を上げて挨拶してくれるので、悪い気がしない。気持ち良く通してあげようじゃないか。笑 車の中なので顔がよくわからないのだが、髭を生やしてなんかしたりして、割腹もよく、結構偉そうな感じなのだが、意外に腰が低い。後ろのビルは不動産のビルなので、不動産屋の社長かなにかやってるのかな?儲かってるんだろうな?と思いつつ、信号が青になると左右を確めながら交差点をわたる。なにせここは環七通りなので交通量が多いのだ。

環七をわたって、先に来た緑道に戻るわけでもなく、帰りは真っすぐ直進する。左に小さな洋食屋があって、入ったことはないのだが、たぶん夫婦で営んでいて、がんばっているお店だ。この洋食屋が入るまで、この場所はいろいろなお店が次から次へとつぶれ変わって行き、ほとんどが1年ほどで消えていったところだ。ところが今の洋食屋になってもう何年にもなるのである。がんばっている!たぶん奥さんがいいのだろう。いつもこの店の前を通ると、看板を出したり、あくせく動いていたりする。やる気が見えるのだ。感心しつつ、この洋食屋の前を通り過ぎると、今度は右に貸しスタジオがある、以前はここは小さな名前のよくわからないコンビニのチェーン店だった。このコンビニでよくビールを買いに来たのだが、無くなってからは、非常に不都合になり、遠くのスーパーまでお酒を夕方買いにいかなければいけなくなってしまった。今は貸しスタジオになり、外壁にいろいろ、中でやっている教室の告知や応募のビラが貼ってあったりする。コロナ禍になる前は、たまに夜、近所の味噌ラーメン屋に寄った帰りに、この貸しスタジオの前を通ったりすると、ブラジリアン柔術の教室をやっていたりなんかして、中を覗いてみたことがあった。結構生徒がいたりなんかして、驚いた記憶がある。昔住んでいたところでは、帰り道に吉田道場があって、入門しようかな?と思ったこともあるのだが、ブラジリアン柔術か~?吉田とホイス・グレーシーの闘いもテレビで観たしな~、それにしても、ヒクソン・グレーシーは強かったな~、ここのブラジリアン柔術の先生は、ブラジルでヒクソンやホイスから手ほどきを受けているのかな?そうじゃないとこんな教室開いたりしないだろうしな、1回習ってみたいな、と思いつつ、一度もこの教室の門をたたいたことは無い。笑

貸しスタジオの前を通り過ぎて、怪しげな外国人学校の前には中国語だけの自動販売機がある。この販売機にはコーラだとか、キリンやアサヒのコーヒーや清涼飲料水が無くて、中国語で書かれた缶ジュースだけが売っている。一度買ってみたいなと思っているのだが、こちらも一度も買ったことがない。笑

最後、道路を右に曲がって、また右に曲がれば、家だ。保母さんと幼児の散歩とたまにぶつかったりもする。幼児はみんなピンク色の帽子を確かかぶっていたりなんかする。違ったかな?家の朝顔やキュウリの緑のカーテンを見て、今年は小ぶりね!とか、ああ!キュウリだ!トマトだ!とか、言いたいことを言って前を通っていく。なるべく顔を合わせないようにしている。自分がこの緑のカーテンのオーナーだと知られたくないからだ。笑

「太陽」ダイジェスト

オリジナルソング。ダウンロード販売中。試聴できます。

他サイトでも音楽配信やってます。アップルミュージック、ユーチューブミュージック、ラインミュージック等でも聴けます。作品を通して聴いていただくのが一番のお勧(すす)めです。CDも販売。