ダーリン、キスして。擬音語の使い方

ラーメンのことを立て続けに2度書いちゃいましたが、今回はラーメンじゃなく麺を食べる唄をつくっているのでそちらを紹介したいと思います。

唄のタイトルはCHU!CHU!CHU!(チュ!チュ!チュ!)

私の曲の中では、この曲だけ主人公が女性の設定になっています。主人公の女性がダーリンにチューをせがむ形で唄がはじまります。”ダーリン、キスしてチュ、チュ、チュ、願いを込めてチュ、チュ、チュ、・・・”次からアタマから韻(いん)をふむ感じで、”ラーメン食べたいチュル、チュル、チュル、ソーメン食べたいチュル、チュル、チュル・・・”と麺類が登場して来ます。

この能天気な韻(いん)の踏み方!

なかなかイイ感じじゃないですか。(笑)やっぱり麺はすすらないといけないですよね。この後の歌詞が”夏が終わるまで飽きさせないで~♪”となっていて、暑い時期、人の筋力も疲れて、のど越しのいい麺類を食べるのは夏の季節が一番。

食事の時に音を立てちゃいけない欧米人には、夏に麺類を”ずるー、ずるー、ずるー”と音を立ててほおばる日本人の幸せ感はわかりはしないってもんだ。てやんでぃ!

さらに2コーラス目には”お蕎麦を食べたいチュル、チュル、チュル、おうどん食べたいチュル、チュル、チュル・・・”とたたみかけるように擬音語の大連発。どんなもんでぃ!目の青い外人さんには早く布団をたたんでお国に帰ってもらいな。

本当は、ラーメンは”チュル、チュル、チュル”でいいんだけど、ソーメンなんかは”ツル、ツル、ツル”とか、お蕎麦なんかは”ズル、ズル、ズル”の方がいいと思っている。しかし、いかんせん唄なのだから韻(いん)踏まないといけない、韻(いん)を。

その方がおもしろいのだもの~♪

けど、この唄で一番いいたかったのは、この主人公の女性がダーリンに向けて”アナタは決して一人じゃない!”と唄っているところなのです。

自分も含めて(笑)、一人で孤独だと思っている人がこの唄を聴いて少しでも笑ってくれればこの唄をつくったかいがあったというものです。

つらいことも、楽しいことも、唄いたい。キスして。

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いとしの花子ちゃん-幸福なラーメンの味-

前回ラーメンの話を書きましたが、今回もラーメンが出てくる私の別の唄を紹介したいと思います。

”いとしの花子”ちゃんという曲です。

全体的にかわいい曲になっていて、歌詞の中にラーメンが出てきます。主人公の風呂なしアパートに住む貧乏な「ボク」が彼女と一緒に銭湯に行き、その帰り彼女のスッピン笑顔があまりに綺麗でドギマギしてしまい自分の彼女でいいのかしら~ん?と不思議に思うのでした。

星空の下、二人でずっと歩きたいと願うのですが、アパートに戻ってラーメンをすするというストーリー展開になっています。ロマンチックなものよりも食欲だ!とユーモアとしてラーメンを登場させました。

ここでのラーメンは当然彼女がつくってくれたインスタントラーメンです。

外での数あるラーメン屋さんの中でひいきのラーメン屋があるように、家の中で食べるインスタントラーメンにも一人一人好みがあります。特に女性は外でラーメンを食べるのも好きなのでしょうけれど、自分でつくったインスタントラーメンの方がいろいろとこだわりがあるような気がします。

明星がいいとか、エースコックのワンタンメンがいいとか(古いな・・・)、今だと丸ちゃん製麺とかなのかな?男はラーメンは好きだけど、そんなインスタントラーメンの銘柄までこだわらないというか、知らないような気がする。インスタントラーメンよりカップラーメンにはこだわりがあるような気がしますがどんなものでしょうか?

私が自分でつくるインスタントラーメンは、具はなんにも入れないんですよね。そのまま麺をすするだけ。女の人は旦那や彼氏につくってあげるラーメンには卵やチャーシューやほうれん草とかいろいろ盛って上げるのでしょうけど、一人で食べる時って具をのせたりするのでしょうかね?訊いてみないとわかりませんが、まあ一人一人違うのでしょうけれど。

話はさておき、この”いとしの花子ちゃん”に出てくる主人公の「ボク」はその夜、どんなインスタントラーメンを食べたのでしょうか?

幸福な味がしたことだけは間違いない。(笑)

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ラーメン屋さんのB.G.M

ラーメンブームといわれここ久しいが、もはやラーメンは日本食なのかもしれない。昔はよくさびれた中華屋さんで食べたような気がするが、いまや東京で50m歩くとどこかのラーメン屋さんにぶつかるほどの勢いだ。

多種多様なお店が乱立して、ラーメンどころかつけ麺屋さんまでここ最近登場してきてブームなんてものじゃないほどの盛り上がり方である。

そんな最近のラーメン屋さんと昔ながらのお店の違いは、店舗がお洒落になっていたりとかいろいろあると思うのだが、音楽をやっている私としては一番気になるところがB.G.Mである。私が好き勝手に分析したところ(笑)

最近のラーメン屋さんのB.G.Mはジャズかビートルズなのだ。

昔は、B.G.Mをかけていないか、かけていても演歌だったような気がする。ラーメンがまだお酒を飲んで酔っ払った後のシメで平らげるものだったのが、ラーメンそのものが外食の主食として家族やデートで楽しめるものに変わったからなのだろうか?

私もそうした今どきのラーメン屋さんにはよく入るのだが、ほとんどがジャズがかかっているかビートルズがかかっている。たぶんジャズやビートルズをかけると売り上げが違ってくるとかそんなデータがあるのではないのかとかんぐったりもしてしまう。

最初に気付いたのは、まだ東京の西荻窪に住んでいた20年前ほどのことで、そのお店ではビートルズがガンガンにかかっていて、店主の好みなのかな?めずらしいなと思っていたところ、駅前の他のお店でもビートルズがかかったいた。なんでローリングストーンズやレッドツェッペリンじゃないんだろう?

そのお店は”ひごもんず”というラーメン屋さんで、とんこつラーメンのかなり有名なお店みたいで、そのお店の名前のカップラーメンが出てたくらいである。

そして内装がお洒落なお店ほどジャズがかかっている。ジャズはやっぱりお洒落な音楽なのかな?

ラーメン屋B.G.M-ビートルズ、ジャズ理論を確かめるべく、ネットでそうした記事がないかと検索したところ、残念ながらそんなこと思っている人はどこにもいなかった。(笑)ただ、ラーメン屋でかかるジャズを4ビートのスイングジャズとモダンジャズに分けて分析している人がいて笑ってしまった。

じつは私のオリジナル曲の中にこうした最近のラーメン屋での不思議に思ってきたことを表現した1曲がある。曲名はそのまま「ひごもんずとビートルズ」。歌詞は

飲んだ帰り ひごもんず♪ なんでかかる ビートルズ♪

しかなく、しかもワンコードで進んでいくという(笑)アバンギャルドな曲だ。ぜひ一度聴いてみてはいかが?

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