最近どうでもいいことばかり、日常の事をブログで書いて来たので久しぶりに音楽解析(かいせき)を書いてみたいと思います。楽器をやらない人ご免なさい。
今回はクリシェの話をしようと思います。クリシェとはなんぞやといいますと。。。どうやらフランス語らしい、、、。が、今回は音楽用語的に、同じコードでトップノートが半音で下がったり上がったりするちょっとお洒落な進行です。
私も何曲かクリシェを使って唄を創っていたりします。ただ3コードで唄を作っていると飽きちゃうのでたまにはクリシェを使ってアクセントをつけたりするのです。
有名どころではスティービーワンダーの”I just called to say I love you”とかで使われていたりとかします。コード進行的には○m→○mmaj7→○m7→○mmaj7こうなってます。
もうひとつ、有名なのかどうか?わかりませんがレニークラヴィッツの”It Ain’t Over ‘Til It’s Over”という曲で○→○maj7→○7 進行で、この進行ライブハウスやライブバーで唄っていると、対バンの人が結構この進行を使っていたりしてレニークラヴィッツがいかに当時、影響力があったかわかるものでした。しかし、さすがに最近はこの進行も時代遅れになってきたみたいで余り最近は聞くこともなくなりました。
実はこのスティービーワンダーとレニークラヴィッツのクリシェ進行を2つ使っている自分の曲があるのだな~♪クリシェだらけで動くのですがただ単にパクっているわけでなくて、リズムがサンバ調になっているのです。ここが自分らしいかなと思ってます。(笑)
カーニバルという曲でギターの弾き語りだけではリズムがよくわからないと思いますがオリジナルのサンバなのです。(笑)おまえはマツケンサンバか!と言われそうなのですが、マツケンサンバよりもかなり本格的ですよ~。(笑)
誰も観てくれないけど、フルアコ弾き語りの動画よりさらにコアなガットギター弾き語りのオリジナルサンバも動画でありま~す♪下記参照
このようにクリシェというのはけっこうお洒落な感じになったりします。
ジャズでも”my funny valentine “とかクリシェで、マイルスデイビスのバックで弾いているハービーハンコックなんかもの凄いお洒落なピアノ演奏をしていて、ニューヨークに行ったことも無いのに行ったような気分にもなります。(笑)
前にも書いたことのある名前は忘れたんですけどアメリカのジャズ界で成功したなんとかさんが「モダンジャズの真実」とかいう本でデューク・エリントン(ジャズピアニスト、作曲家。ジャズの王道であり革新者でもある。)はテンション(テンションノートのこと。ドミソが協和音だとすれば不協和音を指す。しかしテンションが無いジャズなど無い。詳しくはウイキペディア参照)がクリシェしていると書いていた。
テンションがクリシェ!?
そりゃテンションだってクリシェするよな~。日本人の私としては考えたこともなかった。
スゲェ~な。
と思った次第でした。このブログを読んで下さってる音楽好きのみなさんもクリシェをたまに使ってみると良いですよ。ちょっとしたアクセントになります。何分