わが家のトマト事件簿 

わが家の横で栽培している野菜がだんだん成長してきた。キュウリ、ゴーヤ、ナス、ブロッコリー、トマトを植えて育てていまして、今年は発育もよくとりあえずは夏の緑のカーテンぽくなってきました。

キュウリは早くも実(み)が2つほどなって、パンにはさんで食べてしまいました。自分のところでつくっている野菜って形は悪いのですが、とりたてだとやっぱり新鮮で美味しいです。あとあまり時間をおいて実(み)を大きくすると皮が硬くなったりして収穫するタイミングというものもあるような気がします。

ゴーヤも伸びて来ていて、なんとか今年は屋根まで届いてもらいたいものです。キュウリの方が成長が早いのですが枯れるのもあっという間で、その点ゴーヤは息が長く夏の終わりまで持ちます。

今年の栽培の特長は、連作障害を恐れいつもキュウリやゴーヤを植えていた場所にナスを入れてみたことでした。これが当たってナスも元気で実(み)がちらほらできています。もう食べ頃で今日あたり食べてもいいのかもしれません。どう料理するかと訊かれたのですが麻婆茄子(マーボーナス)にしてくれと言ったら嫌な顔をされてしまいました。いつもナスが上手く実らなくて秋口に皮の硬いものしかできなかったので誤魔化し半分、自分で麻婆茄子をつくったりしてたのですが、今年はそんなインスタントの調味料を使わなくてもいいのかもしれません。それほど何か美味しそうに見えたりします。

ナスの隣にはなぜかブロッコリーが生えてまして、まわりの葉っぱが結構虫に喰われていたりするのですけどなんだか元気そうです。どのように実(み)がなるのでしょうか?私にはわかりません。

そして最後に語りたかったのはトマトです。トマトなのです。これを語りたかったのです。事件がありました。トマトの事件があったのです。トマトだけは別のプランターに植えてあったのですが、とある朝、何者かがそのトマトにおしっこをかけているとお隣さんが駆け込んで来たのです!なんということだ!大切に育ててきた我が家のトマト2つにおしっこをかける奴がいるとは!?しかも明るくなった朝に。お隣さんは追いかけたらしいのですが残念ながら見逃したらしく、犯人は未だ見つかっていません。

犯人は何のためにトマトにおしっこをかけたのでしょうか?トマトに栄養が足りないと思い、自分の栄養分を分け与えようと思ったのかもしれません。しかし、そんな子供じみた真似(まね)を、、、。意味がわからん。

おしっこかけられたトマトがいよいよ色づいて、これはさすがに食べられないだろう、いや意外に美味しかったりするのかもしれない、捥(も)いで近所の交番に持って行って「このトマトおしっこかけられました!」と被害届を出してやろうかとも考えたりもして悩んでいた昨日夕方、気づくとなんと!!赤くなったトマトの実(み)2つが無くなっているのです。

誰かが持って行ってしまった!!!?

これで食べなくてすむと実はほっとしていたりなんかもして、事件は闇から闇に葬(ほうむ)り去(さ)られてしまう結末となったのです。

う~む。トマトを持って行ったのはおしっこをかけた犯人なのかもしれない、、、。犯人はトマトをどうしたのだろうか?まさか自分で食べてはいまい。しかし赤くなったトマトを家の中で犯人が幸福(しあわせ)そうにほおばっている笑顔をつい頭の中で想像してしまうのは私だけでしょうか。音楽配信