今 

本日も暑い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか?ということで今回はまた新しく制作した動画についてお話をしようと思います。前回は”chu!chu!chu!(チュウ!チュウ!チュウ!)”という曲の動画についてでしたが、今回は”今”という曲についてです。ストリーミング配信をはじめた『月』という作品の中の6曲目です。

前にも述べましたが、この『月』という作品をストリーミング配信はじめたことで、中に入っている曲のプロモーションとして動画をなるべく制作しようと考えたのでした。その第一弾が”熱帯夜”という曲で、第二弾が”chu!chu!chu!”、そして今回の”今”が第三弾となります。

”熱帯夜”、”chu!chu!chu!”と試しにがんばって動画を作ってみたのですが、数字上の結果がほとんど得られず・・・(笑)、自暴自棄(じぼうじき)になっているようなところもあるのですが、あまり細かい事まで気にするとやってられないので、第三弾の”今”の動画も制作しちゃいました。(笑)動画を制作するノウハウなど何にもないのに作ってしまうというのは、やはり動画制作という行為自体が自分に合っているのかもしれません。なんだか制作していると楽しいのですよね。(笑)時間さえあれば自分の音楽を抜きにして、ずっとこうした動画の編集作業をしていてもいいかな?と思ったりもしたのでした。

ただし、楽しいと言うのと動画作品のクオリティーはまた別の問題で、クオリティーが低いのでみなさん誰も見てくれないのかもしれませんが、いや、それは動画に限ったことではなく、音楽だってそうなんだろうし、、、そうであれば自分の音楽はクオリティーが低いことになるな、、、ウム、この話は置いておいて、とにかく”今”という曲の動画を時間をかけずにパッと作ったのでした。(笑)まず、その経緯を話さなくてはなりません。

頭の中で朝起きる前に、歌詞に合わせる形で、動画全体がどう流れて行くかを大まかに設計し、具体的なカット割りを歌詞の横に入れて完成させた紙を持って、ロケ先となる善福寺公園に先週日曜日に出かけたのでした。

歌詞はボートに乗った主人公の妄想のような内容になっていて、どうしてもそうしたボートに乗るシチュエーション(状況、場面)が必要だったので、いつも唄っている井の頭公園のボートに乗って撮影しようかなと最初は考えたのですが、今、実は井の頭公園の池は工事中で貸しボートはやっていなくて、どこかで貸しボートをやっているところはないかと探したところ善福寺公園が見つかったのでした。

善福寺公園。

そう!あの善福寺公園。私が毎朝、死ぬほど、飽きもせず散歩した、私のホームタウン。私が大好きな善福寺公園に久しぶり行ける~!と思い、喜々(きき)として西荻窪に出かけたのであります。毎週のように井の頭公園で唄っている私ではありますが、正直、井の頭公園は人でいっぱいで、緑と一緒にくつろぎたい私は、一人でのんびりできる善福寺公園の方が全然いいのであります。

久しぶりの善福寺公園は、真夏の昼下がりのせいか相変わらず人がまばらで、何十年前、ここで我が家のインコの花ちゃんのお墓をアイス棒を突っ立ててつくったよなと思われる近くのベンチも残っていたりして、せっかくだしここで最初のカットを撮るか!と思い、安いカメラをバッグから取り出したのでした。(笑)

カット割りを考えた紙を参照して、公園内を巡り、いろいろと撮影した後、いよいよ善福寺公園のボートに乗り込んだのであります。実は善福寺公園のボートには、あれだけ毎朝、毎夕、周りを散歩していたにもかかわらず、実は乗ったことが無くて、(笑)今回初めてなのでした。

貸しボート乗り場には誰もいなくて、困ったのですが、波止場からやさしそうなお兄さんがやってきて、「オレ、ボートに乗ったこと無いんだけど、大丈夫かな?」と訊くと、「イヤ、そんな誰でもできますよ。」と言われ、簡単なレクチャーを受けて、一人で公園の真ん中の池にむかって漕ぎだしたのであります。ボートの中は炎天下でもう暑くて死にそうで、こんな暑けりゃ誰もボートに乗りはしないよな!と文句をつけて叫ぼうにも誰も聞いてくれないほど池は閑散(かんさん)としていて、池の中で自分のボートだけが浮いているのでした。

池面に反射した日光が痛い感じで顔に突き刺さって来て、こりゃ相当日焼けするなと思いつつ、こういう状況を自分が望んでいたことを再確認し、わざわざ持ってきたカメラの三脚を立てたのでした。最初自分の前にカメラを立てて撮影したのですが、よくよく考えると手漕ぎボートの帆先は自分の背中側にあって、帆先が進んでいる画像が欲しかったので、カメラを背中の後ろに持ってきてボートを漕いだのであります。その時自分の重心がズレちゃって思わずボートが転覆しそうになってしまったのですがなんとかのりきり、やさしそうなお兄さんが待つ乗り場に帰って来たのでした。

ボートから上がると、お兄さんから「漕ぎ方、なかなかのものでしたよ!」と言われ、なんだか喜んでいいのか?悪いのか?微妙な感情が沸き起こったのですが、これもいい経験だと思い、帰り道の途中、昔よく食べたパン屋がいまだに開いていたので、そこのたまごサンドを買って家に帰って来たのでした。

今まで、いくつかの動画をかなり力を入れて作ってきたのですが、制作のために外にロケに行くなんてことは初めてで、撮影ロケって結構楽しいと言おうか、旅行もそうなのですが、目的のない外出ほどつまらないものはないと言おうか、やはり人間は目的があると、それが実現しようがしまいが、それに向かって一生懸命行動するので、その汗かきが楽しいのだろうなと思うのでした。

そして次の日、今度は家の中でメインの唄のカットを撮影したのです。前回から顔を撮る場合は、その前に髪をとかし、無精ひげをそり、鼻毛を切り、リップクリームを塗るように注意を払うようにしています。(笑)いかに普段の自分が外見を何も気をつけていない性格だと白状しているようなものなのですが、やはり自称白髪アイドルなので動画を撮る場合は気をつけないといけない。

今回の唄カット部分はなんと上半身(じょうはんしん)裸(はだか)なのであります。(笑)そんな誰がじいさん手前の裸を見たいかよ!と言われてしまいそうなので乳首は出していません。肩から顔にかけてのアップになっています。微妙に隠すところなどはさすが白髪アイドル!まあ、こんな感じでなかなかセクシーとまでは行きませんが、がんばって唄ってます。

ギターを弾いているアップしたカットでは、よく見たらギターが余りにも手垢(てあか)で汚いので、雑巾で拭(ふ)き直し、あらためて撮影しなおしました。”熱帯夜”の動画を作った時の失敗が、こうした部分で活きていると思います。納得できないカットは、もう面倒くさいけど、がんばって撮り直すべきです。

こうして出来上がったのが今回の、”今”の動画です。

見てみませんか!?そして聴いてみませんか!?肝心の曲について話すの忘れていましたが、時間があれば次回、難しようであればいずれお話することもあるやもしれません。その時をお楽しみに。

「今」動画

オリジナルソング。ダウンロード販売中。試聴も充実!聴いてみませんか!?気に入っていただけるようであれば、paypal決済でお買い上げできます。

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十六夜

昨夜、暑くてビールを家で飲み干してしまい、久しぶりにコンビニに出かけた。小さいビールを1本と家族のお土産(みやげ)にアイスモナカだけを買おうとしたのだが、レジの前で並んでしまい、結局は横の棚(たな)に並べられていたツマミの煎餅(せんべい)も買ってしまった。コンビニのマーケティングの餌食(えじき)になってるなと思うのだが、 致し方なくこれも人生と諦(あきら)め、夜道をトボトボ歩いて帰って来たのだった。

帰りの道から眺(なが)める夜空には、綺麗(きれい)な真ん丸のお月様が雲から出たり入ったりしていた。そうか、前の晩が十五夜だったのか!?まるでクリスマスが過ぎたケーキを誰も食べないように、1日遅れた月はいくら綺麗でも誰も見てはいない。人の不思議な風習に疑問を感じながら、そういえば十五夜に合わせてグーグルに広告を出した前々回参照)な、その結果報告をしなければいけないと、なぜか月を見ながら思ってしまった。

結果から最初に言うと、この広告に反応して自分の音楽をダウンロードしてくれた人は誰もいなかった。それはそうだろう!と思われるかもしれない。自分としても期待していたわけではなかった。ただグーグルアドワーズに残る数字をこのブログを書くことによって冷静に分析したいのだ。

今回の予算は1万円ほどと決めていた。たぶんドブに捨てることになるだろうということはわかっていたのだが、次のステップに行くにはやるしかないと思ったのだ。9/1からはじめ9/21に終わるように自動設定した。最初は1日300円の予算から始めたのだが、動きが無く、本当に広告掲載がされているのか怪しいと思ったのでグーグルにTELして確認すると、予算が300円だと反応しませんよ、せめて1000円からにしてください!と電話口の向こうにいる営業っぽい女の子から笑われてしまった。いや、まえやった時は300円からでも反応しましたよ!と反論もしたのだが、しかたなく最初は1000円に上げると次の日から数字が動き出し、また300円に戻したのだった。(笑)

9/10過ぎに300円を500円に引き上げた。動く数字は微々たるものだ。20日手前の最後の3日間だけ1日1000円に上げてみたのだった。

21日間の合計内訳を言うと、クリック数51 、表示回数2050、平均クリック単価¥185、費用¥9,450 というものだった。

この数字でアルバム「月」2000円をダウンロードで買って貰えるはずがない。たぶんクリック数が最低1000くらい無いと、現実的には厳しいと思うのだ。今回の費用1万円弱をペイするには、5人からアルバムをダウンロードしてもらわなければいけない。どう考えても採算が合うはずがないと最初からわかっていたはずだ。

ただ今回広告を打ったおかげでわかったこともある。クリックしてくれた2/3くらいは、私が想像した通り女性なのだ。しかし思ってもみなかったことはけっこう年配の方が多かったということである。ここが誤算だった。音楽ダウンロードなんてたぶん年配の女性はやらない。若い子じゃないとやらないと思うのだ。ネット世界が始まったのは確か2000年手前くらいなので、デジタル世代でダウンロード当たり前というのは30手前くらいまでなのだと予測する。グーグル広告には確か年齢別にしぼって出稿する手法はなかったと思うので、次やる場合はそうした機能があるインスタグラムで30までの女性にしぼってやった方が確率が上がるような気がする。ただ自分の音楽が若い子向けというのは問題があるような気もするのだが・・・。しかし、自称白髪アイドル(白髪アイドルとしてのマーケティング戦術)でもある。(笑)

1年後の十五夜に向けて、インスタグラムで広告を打つチャレンジをしてみてもいいかもしれない。ただ動画を作るのが面倒臭いよ~。もともとスマホを身に着けて、あっち行ったりこっち行ったりする人間じゃないので、昨夜も、雲から出て来た綺麗な月を撮影しようと思ったのだが、スマホを持ち歩く習慣がないので諦めて家に帰って来たのであった。(笑)十六夜という言葉があるのかどうなのかわからないが、夜空の月をみながら、いろいろなことを考えながら歩いたのだった。

音楽配信中です。気に入ったらダウンロードいかがなものでしょうか?作品を通して聴いていただくのがお勧(すす)めです。

「月」ライブ

ガチンコ・マーケッター

今回はこのブログで時たま報告している私の音楽のウェブ上での営業活動、現在は作品「月」を制作したことによるプロモーション活動の途中経過をお知らせしたいと思います。続きもののストーリーになっていて前回書いたのは3/1で、まずその「白髪アイドルYUKIO 作品「月」音楽配信始めました!」を見ていただくか、あるいはスマホだと下部分にある”ウェブマーケティング”のタグ(パソコンだと右側下部)をクリックしていただくと私のマーケティング戦略全5話がすべて載っていたりするのでそちらを参照していただければと思います。興味ない方はスルーして下さい。

結論から申しますと白髪アイドル”YUKIO”は未だにペルソナ”ルナ”にたどり着けておりません。当たり前だ~!とおっしゃる方も大勢いると思いますが、私は真剣にやっています。

新型コロナのおかげでライブが出来なくなったので、私の頭の中で当初描いていた作品「月」発売後のプロモーション戦略は変更を余儀なくされたのですが、できうる限りのことはやってきました。まず具体的に述べなくてはなりません。

ネット広告戦略をとりました。その準備として「藤の花」という、作品「月」の中でも別途でストリーミングサイトでも聴けるようにした曲の動画(ユーチューブでもアップしています。)

YouTube「藤の花」動画

ペライチというサービスを使って「月」を買ってもらえないかと購買層に訴えかけるPR用の縦長ページをアルバム「月」用とシングル「藤の花」用の2つを制作しました。

ペライチ「藤の花」ページのスクリーンショット 下にずっと伸びたページになっている。

こんな感じで作っているのですが、スクロールすれば下にもっと伸びていきます。広告を打つ段階になってペライチでは無料で2つ以上のページをアップすることができないことに気づき、まずシングル用の「藤の花」のページの方を藤の季節に合わせる形でGW(ゴールデンウィーク)手前まで出してみようと考えました。

”藤の花試聴ページへ”と出てますが、ここをクリックすると私が今現状考えつく最終的なページ、アップルやアマゾン、グーグル、spotify等の各「藤の花」のダウンロードやストリーミングサイトに繋(つな)がっていくtunecoreのページに繋(つな)がる形にしたのです。こちらのページとなります。(“藤の花”シングル配信は終了しました。作品「月」4曲目で聴けますので。こちらで聴いて下さい。音楽配信

このページに誘い込むためにフェイスブック、インスタグラム、ツイッター、グーグルに広告を出しました。フェイスブックには実は前に何度かニューヨークとパリにユーチューブの動画をつけて広告を何百円かかけて試しに出したことがあるのですが、今回はもう少し本格的に何千円かの予算を組んで1ヶ月くらい出してみました。

フェイスブック、インスタグラムには動画広告をツイッター、グーグルにはキャッチコピーをつけたテキスト広告から上記ペライチのPR用縦長ページに飛ばすような形をとりました。

まずツイッター広告がアクセスが1あっただけでまるっきり反応が無く1週間くらいでこれは意味が無いと思い中止にしました。グーグルの方もアクセスはちょびちょびあるのですがなにせひと月の予算が何千円だと反応はたかだか知れていて、しかもtunecoreの最終ページに直接飛ばずにペライチの縦長ページを挟むクッションを入れた形になるので、このページに何か意味があるのかな?と疑問符がついてしまいました。化粧品とかのネット通販の購買意欲をかき立てる商品であればいいのですが、音楽を売るという形態ではこのペライチ縦長ページは必要ないのでは?と感じられたのです。ですのでグーグル広告の方は3月半ばから始めたのですが4月の途中から直接tunecoreの最終ページに飛ばすようにしました。検索キーワードは”藤の花”はもちろん”藤”とか、あと”ダンス ダンス ダンス”というワードを買い、当初ライブもできるものと思いペルソナ”ルナ”は東京に住んでいるはずなので”ライブハウス 東京”というワードも買ってみましたが、途中でコロナ禍になりライブができそうになくなったので破棄しました。

こうしたテキスト広告よりも直接tunecoreの最終ページに飛ばした動画広告の方が反応がよくフェイスブックもそうなのですが特にインスタグラムストーリーズに出した15秒程度の動画広告は結構反応がありました。上記のユーチューブ動画を15秒分にカットしてスマホ用に縦長に編集するのにかなり手こずったりしまして苦労したのですが、”白髪アイドルYUKIOと一緒に踊ろう!”という馬鹿なキャッチコピーをつけて動画広告を出すと意外に数字が出たりして、音楽とインスタグラムというのは相性がいいとネット上で出ていたのですが、その通りのような気がします。ただルナプロジェクトと名打って出した10日間ほど打った1回目の動画広告がそれなりの反応があったので、本当に反応があるかどうか見極めたいと再度同じ内容で広告を打ったのですが、1回目は東京在住、25~40女性、趣味音楽、R&B、ソウル、等々というターゲットに絞っていたのですが、2回目は欲を出してしまい東京、千葉、埼玉、神奈川、そして大阪、京都、兵庫と地域を広げて出すと反応はいまいちとなってしまったのでした。(笑)ルナは東京在住なのであって首都圏、大阪圏と広げたことが裏目にでた気がします。欲を出して自分の気持ちがぶれてしまったのです。マーケティングに限らず、やはり人間こころがぶれてはいけない。初志貫徹(しょしかんてつ)。

このようにいろいろとネット広告を打ってみたのですが、月々何千円程度の予算では私の前にまだ”ルナ”は現れない。ただ分析はできるのです。tunecoreの最終ページからどのページに行ったかの数字を測ることができるようになっていて、意外にiTunesやレコチョクやらのダウンロードページに飛んで行ったりもしていて、今の世の中メディアが言うように流れがすべてサブスクリプション(月定額性)のストリーミングサービスに行っているわけでは無いような気がしました。特に世界はそうなのかもしれませんが日本ではspotify一強という感じでもないと私の音楽の広告反応だけの小さな数字分析ではありますが、そう感じた次第です。

そして今回のプロモーション戦略前半の最大のクライマックスは、Playlist Pushというサイトにお金を出してGW(ゴールデンウィーク)以降、海外のspotifyキュレーター※のプレイリストに載せてもらうという手段をとったのでした。

※キュレーター 馴染みのないカタカナかもしれませんが最近使われていて、プレイリストを作る人のことです。ここではspotifyにプレイリストを作っている人のことを言います。

ペルソナ”ルナ”は東京在住でもありますが、翻訳家でもあるので海外にいるかもしれない。(笑)その対策として海外サイトのSubmitHubとPlaylist Pushをつかってみたのでした。SubmitHubはこのブログで何回か前でも取り上げていますがspotify等に何千人ものフォロワーがついているプレイリストを持っているキュレーターに自分の曲を送りつけて気に入ってもらえればそのプレイリストに載せてもらえるという仕組みになっていて、そのお見合いの仲立ちをするサイトと考えていただければいいと思います。そのプレイリストに載れば世界の沢山のリスナーに聴いてもらえることになりリスナー数も増えるという理屈です。基本無料なのですが、無料だと1日2人だけのキュレーターにしか曲を送るのを制限されて、しかも先方から反応をききだすこともできなくなっています。キュレーターの気分次第で感想が送られて来たりもします。私の場合、現時点で30人弱ほどに曲を送ってみたのですが、感想が返ってきたのは一つだけで、しかもOLD-SCHOOL(時代遅れ)だと言われる始末、しかしまだ諦めているわけではありません。有料もあるみたいで有料の場合はキュレーターは送られてきた曲を必ず聞いてプレイリストに載せるかどうかは別にして感想も送り返さなければいけないというシステムになっています。

Playlist Pushの方は有料でそのキュレーターの人たちの仲立ちをしてくれるサイトで、こちらもそのキュレーターの人たちのプレイリストに必ず載る保証はしてないのですが、有料なのでどこかひとつくらいは載せてくれるだろうと思い、思い切って数万円払いやってみたのでした。予想としては最低10くらい、多ければ100くらいのリスナー数が増えるのかな?それでもそうとうな赤字になるな・・・、けど面白そうだし、まあいいか、1回やってみるかというそんな感じで登録してみたのでした。

「藤の花」を送ったのですが、一応審査があって今回大丈夫かな?(1年以上前にも1回別の曲を送ったことがあってその時は通ったのですがこちらからキャンセルした。)と心配したのですがOKだということで、この曲に合うプレイリストを持っているキュレーターに聴いてもらうから1週間くらい待ってくれという返事が来て待っていると、計12人のキュレーターから毎日一人ずつ返事が来て、結局2人のキュレーターのプレイリストに載せてもらえる運びとなったのでした。ただそのほかの断られた10人の理由も送られてきてその内の3~4人は”曲は興味深いのだが、日本語なので何を歌っているのかわからない。英語じゃないと駄目だ。”といった反応で、やはり世界は英語で回っている、しかし絶対に自分は日本語で勝負してやるとあらためて決心した次第なのでした。

この載せてくれるという2人のプレイリストもタイトルがスペイン語になっていてスペイン語圏に向けてのプレイリストになっていたのですが、すべて英語の有名な曲ばかりで、最初に載せてくれると言ってきた方はフォロワー数が500人くらいで、載せてもらった後も私の曲のリスナー数がチョボチョボと上がったくらいだったのですが、最後に載せてくれると言ってきた2人目のフォロワー数が4000人くらいのプレイリストに載ると、あっという間にリスナー数が上がり最大800以上にもなったのでした。

一人しか載せてくれる人間が出てこなかったのでPlaylist Pushの人が最後この人に日本語の唄なんだけれどなんとか載せてくれないかと頼み込んだのではなかろうか?とも思ったりもしていて、実際この人からの返事も”英語の歌専用のプレイリストなんだけれど曲がおもしろいから特別に載せてあげるよ!”と書かれていたのでした。

ちなみに両方6時間くらいあるプレイリストの10何曲目に入っていて一方はレッドホットチリペッパーズの曲の間に入れられ、もう片方は最初の曲がマイケル・ジャクソンのスリラーになっていたりしました。英語の歌の中で1曲だけ日本語の唄が流れて来るのも変だと思いますけどね。(笑)

ただ聴いている人はスペイン語圏の人たち、特に中南米が中心で、どうも顔が見えないと思い始めたのでした。自分もspotifyで同じようなプレイリストを何個かつくってみたりもしたのですが当然誰かがフォローしてくれるわけでもなく、spotifyだけでなくユーチューブでもインスタグラムでもなんでもいいのですが、このフォローしてくれる人たちって一体どこの何者なのだろう?と思ってしまったのです。フェイスブックで知り合いを片っ端から誘って”いいね”を押しあっていくら友達をつくったとしても500人いくかいかないくらいが関の山(せきのやま)のような気がして、しかもフォローしてくれるといったらそんな簡単ではないだろうと想像するのです。またspotifyにはリスナーの年代別分析ツールも付いていて、それをみると私の歳に近い50代を山の頂点として綺麗に年代別に相応の数に分かれているのです。

よくよく考えると何かおかしい?リスナーの顔が見えない!

800くらいリスナーの数が増えても、フォロワー数はなにも変わらない。一人くらいフォローしてくれてもいいではないか?現実はそんな簡単には動かないことは痛いほどわかっている自分にとっては何か誤魔化されているような気が段々してきて、SNSでフォロワー数をお金で買う人が結構いるということを思い出して、”spotify フォロワー買う”と検索してみると出て来るではないか!そうした業者が!しかも安い!1000再生回数で2,980円だって!安~い!何万も払って800くらいなんて馬鹿みたい。。。

ほんと単純なのですけど、今さらながら気づいたのでした。逆の立場に立って考えてみればいいんだ!そんな簡単に世界広しと言えども何千人というフォロワー数をつけることは有名人以外できない!ではユーチューバーやインスタグラマーはどうやって多数にフォローされることになったのか?要は最初にお金で買うのです。(笑)

”卵が先か、鶏が先か、”ではなく卵が先なのです。その卵というのはフォロワー数をまず買って人気があるようにみせて、そこから毎日魅力的な動画なり記事を更新して行くのです。それが誰も言わないけど大人の一般的なウェブ上で商売しようとする手段のような気がします。全部が全部そうだとは言いませんが、ユーチューバーの多分半分以上はこうした手を使っているのではないでしょうか?確証はないですけど、それ以外に現実的な手段がない気がします。オレたちと違ってお前は才能が無いから逆恨みするなと言われそうですが、無名の人がspotifyのチャートの上位に上がって何十万リスナー数とかあったりすると曲も聴かずに”スゲーな!儲(もう)かってそう!”と思っていましたが、今回の体験をするうちに、その人達もそれに見合うそれなりの金額を払っているのではなかろうか?と思ってしまう自分なのでした。

どのようにその数字を上げていくかの実態はよくわかりませんが、ネット上での数字は可視化されているので、その人の肩書みたいに見られるのだろうと気にする人たちなんかはお金を使ってそうしたサービスを使うのかもしれません。ストリーミングにしろサブスクリプション(月定額性)にしろ盛り上がっているのはその当事者とメディアだけで実際はそんなに利用している人は多くないのかもと勘ぐりたくもなります。

自分の音楽のマーケティング戦略を書いて来たはずが、ウェブマーケティングの闇世界の暴露話みたいになっちゃいました。(笑)自分とすれば別に可視化された何十万かのリスナー数を誇る人気者の肩書が欲しいわけではなくて、聴いて”良かった、アナタの作品をもっと聴いてみたい!”と言ってくれるリスナーに一人でも多く出会い、そしてそうした人たちを増やしていって、赤字ではなく、なんとか利益を出せないかと純粋に願ってそれに向けて行動しているだけなのですが、音楽という、この芸能のジャンルに含まれる業界というのは結構怪しげな商売も横行しているような気が今回だけでなくかつて何度か経験しているのですが、今回もまたかという感じになってしまいました。音楽だけでなくウェブ業界もですが・・・。

こうして作品「月」プロモーション戦略前半戦は相も変わらず絶望の淵(ふち)に沈んで行ったのでした。(笑)ただこの反省を生かし後半戦に巻き返しを図りたいと思っています。前半戦の反省をまとめると、①ストリーミングサービスでは現状すぐに儲かる形にはならない。②ネット広告の予算が月数千円程度であれば、ほとんど買ってくれる可能性はない。③有料のサービスはよくよく考えてから使用する。④ウェブ上の可視化された数字はむやみに信用しない。以上を基に後半戦のマーケティング戦略を練(ね)ろうと思っています。乞うご期待。

”ルナ”待ってろよ~!迎えに行くからな。(笑)

音楽配信してます。聴いて気に入ってくれれば、お願いです。買ってください。

「藤の花」ギター弾き語りライブ