YUKIO音楽の進化

昨日、井の頭公園に唄いに行く予定だったが、朝から小雨がパラついたりはっきりしない天気だったので止めた。今朝はようやく暑さも多少落ち着き天気も回復している。最近は、お金も儲からないのに公園やあるいは公民館のピアノ室で暇なく唄い続けていて、喉(のど)は枯(か)れ気味、膝(ひざ)はガクガクで身体的には大変なのだが、自分の心の中では唄うことに関して少しずつ前進しているのではないかと実感している。

公園でのギター弾き語りは2部制になっていて、歌詞を憶えている曲群と憶えていない曲群に分けて唄っている。憶えていない曲群の方は歌詞カードを載せた譜面台を立てて唄うので、セッティングしないといけないのだ。自分とすれば本来、譜面台など見ずに唄いたいのだが歌詞が憶えられないので仕方がないのであった。

ところが最近これだけ毎週のように同じ唄をうたっていて、この憶えていない歌詞も自然とすでに頭に入っているような気がして来て、前々回から譜面台を持って行かないようにしてみたのであった。

歌詞を憶えていない曲群の方は数十曲あるので、いきなりその数十曲を歌詞カード無しで唄うのは無理があると思い、この3曲は大丈夫だろうと唄ってみた。見事成功!通行人は誰も見向きもしてくれないが、自分とすればものすごい達成感があって、オレって天才かも!と思ってしまうのであった。笑 生きてて良かった。

さらに前回、調子に乗って2曲追加で、間違えてはいけないので、頭がまだスッキリしている最初に唄ってみた。ところが、いきなり歌詞が途中で出てこない、、、どうしよう、、、どうしようもなく唄を止めてしまった。絶望感・・・。しかしながら目の前を通る通行人は見向きもしてくれない。そうか、お金を払っているわけでもないので、誰も自分の失敗したことも気づいてないのか・・・助かったと言おうか、この無視のされ方が世の中なんだよなと思いつつ、気を取り直して2回目を唄ってみたが、ここでも失敗。途中の歌詞が出てこない。ギターケースのところに戻って、大学ノートを見て歌詞を再確認、3回目も唄ってみたが駄目で、ああでもない、こうでもないと6,7回繰り返し、とうとう成功!どんなもんだい!と自慢顔になるのだが、通行人は相変わらず自分を無視。次の2曲目も、ところどころ閊(つか)えまくり、4~5回繰り返しなんとか唄いきったのだった。

本当は昨日行くはずだった公園では、さらに3曲歌詞カードを見ずに唄おうと思っていたのだが、残念ながら中止になってしまった。公園に唄いに行く朝、まだ真っ暗な早朝、布団(ふとん)の中で”希望の灯をともそう・・・二人手をつなぎ・・・太陽にてのひらかざし・・・”そのあと何だっけ?と必死に、その日唄う予定にしている歌詞を頭の中で何度も何度も繰り返し、反芻(はんすう)するのだが、結局憶えていなかったりして、笑 やはり、歌詞を憶えるには他人の前でいくつも恥をかいた本番を繰り返して、体に憶え込ませるしかないのだなと思うのであった。

なぜ、こうした歌詞カードを見ずに唄うことにこだわり始めたかと言うと、週末に行く公民館でのピアノ練習で、最近は昔創ったピアノ弾き語り曲、十数曲をあらためて練習するようになったからであった。十年以上前、ピアノ弾き語り曲を録音したのだが、当時やはり歌詞を全部憶えていなくて、歌詞カードをみながら録音した記憶があって、それ以降ライブで何度も失敗しながらも繰り返し唄って来て、今、あらためて復習のために唄ってみると、不思議なほど歌詞がスラスラ頭から出て来るのである。あれだけ歌詞が憶えられないと思っていたのに、やはり繰り返し、繰り返し、本番で唄うと自然と体にしみ込んで来ちゃうのだ、人間の頭って本当に不思議だと思ってしまって、ギターの弾き語り曲の方もいずれはすべて歌詞カードの譜面台を立てずに唄いたいと思っているのであった。

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シンプル イズ ベスト

今日も寒い。コタツに入っている。ギター弾き語り作品をPaypal決済でダウンロード販売始めたと、先日このブログで述べましたが、同じようにピアノ弾き語り作品も販売できるようになりました。どんなもんでぇい!と誰かに自慢したくもなるほど結構大変な作業で、もう突貫(とっかん)工事でやったので、目がドライアイでじくじくするのであります。

この目がじくじくするのは、パソコンを触り始めたころからそうで、健康診断で緑内障(りょくないしょう)の気があると言われていたので、もう失明するかもしれないと何度も眼医者に通っていたりもするのですが、先日”ものもらい”ができて初めて行った眼医者さんから、そうした気があるけど、今の医療は進化していて、将来、緑内障になるかどうかはハッキリわかるようになってきていて、検査するとアナタの目は大丈夫と言われて、なんだ?何を今まで心配してきたんだろうと思ってしまったのでした。目がじくじくするのはパソコンのモニター画面の見過ぎのドライアイなんだろうと最近は思っていて、以前はちょっとでも目がしょぼしょぼするとすぐに目薬(めぐすり)をさしていたのですが、最近は自分の目は大丈夫だ!と妙に自信がついてしまったので、何もしないのでありました。こんな私は浅はかなのでしょうか?意外にまた地獄に落とされそうな気がしないでもありません。(笑)

さて、このギターとピアノ弾き語り作品のダウンロード販売を開始した記念として、やはりこの2作品を創った背景や作業工程を、興味を持つ人もいないのでしょうけど、勝手に、ここでおおざっぱに紹介しておきたいと思います。作品の中に入っている各曲の特色なんかは今までも結構このブログの中で書いて来てたりもするので、そちらを読んでいただき、今回は全体を語ります。

ギター弾き語り「YUKIO」を創ったのは、もう15年も前で、近所の本格的な音楽スタジオに通って、エンジニアさんにお金を払って録音したものです。当時、こんな私でも多少儲(もう)かっている時期もありまして、税金を払うのであれば、好きな自分の音楽にお金をかけようと思い、思い切ってその本格的な音楽スタジオの門を叩いたのでした。最初にエンジニアさんに、こんな風な曲ですと、簡単なデモテープを渡し、予習をしてもらってから本番に挑(いど)みました。基本的に歌のブースにアコースティックギターを持ち込んでマイクの前でギター弾き語りをやって、全体を聴いたあとに、これじゃちょっと物足りないなと思い、ハモりをまた2ヶ月くらいかけて追加して行ったのです。夏前に録ったのですが、結局マスタリングも含めて自分が満足できるように仕上げた時には冬間際(まぎわ)になっていました。(笑)

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これとは逆にピアノ弾き語り「YUKIO PIANO」は数年後、短期集中と言おうか、同じスタジオで2日間のみ真夏の深夜、徹夜(てつや)で一発録りをしたものです。ハモリを入れようかなとも思ったのですが、潔(いさぎよ)くない、このままでいいと判断しました。その年の夏は猛暑で、暑さに頭がやられそうになっていたのか?唄の中にロレツが回っていないところもあったりなんかもするのですが、これもこれで自然現象なのだからいい!と悟って、そのままにしてあります。(笑)2日間徹夜して録音した帰り、早朝(そうちょう)、駅近くにマックだけが開いていて、いつもは人でごった返しているお店なのですが、朝早いのか店の中には誰もいなくて、そこで何年ぶりかにハンバーガーを食べて帰ってきたことがまるで昨日のようです。

『YUKIO PIANO」画像をクリックすれば試聴ページに飛んでいけます、ぜひ聴いてみませんか!?

このように、この2作品は10年以上前に創られているのですが、この2作品の要素になっている各曲はそれよりさらに数十年前に素(もと)が出来ていて、ああでもない、こうでもない、いや、これは正しい、、、ここは進行がおかしい???とか散々、悩み、こねくり回して、ようやく出来上がってきている作品でもあります。自分の音楽的な実力が無かったのか、もう天文学的な時間がかかっていたりもするのです。多少大げさ過ぎますけど。(笑)ただ自分としては言いたいことは、こうした時間が、自分が趣味として音楽をダラダラ続けて来たために、そうなってしまったということではなくて、人生をかけ、全ての生活をかけて創って来てもこれだけ時間がかかったということです。

数年前に若い頃に高価だと思われたギターを購入した際に、家族から親父の余生の趣味の友のように買ったのでしょ、もったいないという風にイヤミを言われたのですが、冗談じゃない!音楽の仕事をしようとして買ったんだ!、他人(ひと)に聞かせるために何十年も頑張って来て、そんな楽器屋の店頭で風に吹かれている何千円かのギターを買って他人(ひと)の耳を説得できるはずはないじゃないか!と立腹したのでありました。自分の音楽で喰えないから、なんとか生活する上で違う知恵を働かしているだけで、自分の本質は売れない歌手だ、現役をリタイヤして、ぬくぬくと趣味で音楽を楽しむ人間とは一緒にしないで欲しい。ただ他人(ひと)が自分の音楽をわかってくれないというだけなのです。

愚痴(ぐち)を語ってしまいましたが、(笑)この2作品だけでなく、他(ほか)の作品も私の子供と言おうか、分身のようなもので、いろいろなその時々の想いが詰(つ)まっていたりもするのですが、私の曲を創る上での一番肝(きも)に命じていることが、それはできる限り自分としては表現というものは簡素化しなければいけないと思っていると言うことです。簡単な物事を複雑に表現する人は世の中たくさんいると思うのですが、自分は逆で、人の感情とか心の襞(ひだ)といったものは複雑なものなので、それをできるだけシンプルにして表現し、唄いたいのです。そうなってない作品も多数あるのですが、自分とすればできる限りシンプルにしようと突き詰めた結果であって、後悔はありません。

「YUKIO」、『YUKIO PIANO」は、そうした私の作品の中でもそうした意識がもっとも反映していると思っています。なにせ唄とギターとピアノの音しか入っていませんから。(笑)なぜ、こんな風に録音しようかと思った経緯も話しておかなくてはなりません。若い頃から、他人(ひと)とバンドの真似事(まねごと)のようなことをやって来て、自分の曲をなんだか、隣のお兄さんが作って来た程度の感覚で、好き勝手にぐちゃぐちゃに弾かれたりした経験が重なって、ただ人数を揃えて、音を分厚くしても何も意味がないという絶望感のようなものがあって、本当は他人(ひと)と一緒に演奏したいのですが、そうした出会いが無いと言おうか、そうであれば唄の本質を創った自分が一番わかっているのだから、一人でその本質だけを示せばいいのだという、その時はそういう結論に至ったのでした。単に、気の合う友達がいなかったからということでもあります。(笑)

長々(ながなが)と語って来ましたが、「YUKIO」、『YUKIO PIANO」の特徴は、創り手の私が言うのも何ですが、シンプルこの上ないと言うことです。(笑)ただ、このシンプルの奥には何十年に渡って、悩み、考え続けて来た、私の思考が反映されています。音楽的な力が備わっていなかったから何十年もかかってしまったとも言えるのですが。(笑)ぜひ、この2作品を聴いてみませんか!?試聴もできる限り長めにとりました。スピーカーアイコンをクリックすれば聴けるようになっています。気に入っていただけるようであればお買い上げいただければと思います。最後にこの2作品の感想を、聞く側に立ったとしても私なりに語りますと、

シンプル イズ ベスト!

こうなるのであります。(笑)

他サイトでも音楽配信やってます。アップルミュージック、ユーチューブミュージック、ラインミュージック等でも聴けますよ。作品を通して聴いていただくのが一番のお勧(すす)めです。CD販売もしています。

YUKIO音楽のお正月

先ほど、初詣(はつもうで)に行ってきました。家族が大好きなテレビの駅伝(えきでん)が終わったので、誘ったら、遅い!だとか、なんだ!とか、いちゃもんをつけられて、いや、そんなこと言われる筋合(すじあい)はないよ!と内心(ないしん)、腹が煮えくり返ったのですが、お正月なので思いなおし、自分が大人(おとな)になればいいんだと思い、

ポヨヨヨヨ~ン。

と、間抜けな反応を返し続けると、ようやく機嫌(きげん)もおさまったみたいで、仲良く近所の神社にお参りに行ってきました。(笑)なんだか今年は大人(おとな)になれそうだぞ~!と、思っていたところ、家に戻ってから今度は、今年来た年賀状が無い!どこにやったんだ!と罵(ののし)られ、いや、そんなこと自分に言われても答えようがないよと返すのですが、ああでもない、こうでもない、と蔑(さげす)まれ、いよいよアッタマに来た~!!と思ったのですが、いやお正月なので、喧嘩(けんか)するのはやめよう、自分が大人になればいいだけの話じゃないか、大人になれば・・・と、内心(ないしん)言い返し、やり込めたい、思いを封じ込め、言い聞かせ、再び、

ポヨヨヨヨ~ン。

と、自分でも訳のわからない反応を返して、その場をやり過ごして、今、このブログに向かい始めたのでした。(笑)いやー。我ながら大人(おとな)になったもんだな。大人に。60歳前にして、今さら大人もクソもないんだけどな。(笑)どんなもんでぇい!こちとら、江戸っ子※よ!

※正確には、歌手YUKIOは若い頃から富山(とやま)生まれの富山育ち。まるっきり江戸っ子の血が流れているわけではありませんので、あしからず。

てな、具合に今年もはじまったのですが、あけましておめでとうございます。みなさんいかがお正月を過ごされましたでしょうか?

私はといえば、正月3ヶ日(さんがにち)、刺身(さしみ)を肴(さかな)に朝からあびるようにお酒を飲み、昨年創った自分の作品群をチェックしたのでした。ギターとピアノの弾き語りをしてきた若い頃の唄をバンド化にしたフルバージョンのもので、

”これ、いいな~!”とか、”これかっこういい~!!”

とか、ぶつぶつ独り言(ひとりごと)を言いながら、悦(えつ)に入っていたのであります。(笑)馬鹿丸出しだ~。(笑)

30曲ちかくあって、3作品に分(わ)けたのですが、まだ音楽配信することもなく、あるいはCDにすることもなく、自分自身で聴いているだけなのですが、思えばこのコロナ騒動が始まる前は、井の頭公園やライブバーで定期的に唄ってライブばかりやっていて、時間が無く、たぶん自分が死ぬ前に、このギターとピアノ弾き語り作品の完成形を創り上げることは無理だろうと思っていたはずが、まさか自分のこの耳で完成形を生きている間(あいだ)に聴けることになろうとは、2年前には思いもしなかったのであります。コロナ禍で世の中、みんな暗いニュースばかりを流していますが、自分とすればコロナ様、様、で、コロナのおかげで部屋に閉じこもり、集中して、楽曲を組み上げることだできたのでした。

忌野清志郎(いまわのきよしろう)の曲にもあるように、ニュースはなんで悪いことばかり伝えるのでしょうか?見方(みかた)によっては、コロナは人類にとって悪いことばかりじゃ無いのかもしれません。フェアートレードという言葉がある通り、お金を持って力のある方が正義をかざして、取り引きしても、弱い方にとってみればそれは全然、正義でもなんでもないものでしかありません。

見方(みかた)を変えなきゃ。

今まで、自分が当たりまえだと思っていたことも、全然当たりまえではない。10年前のオマエの姿を見てみろ!その頃考えていたオマエの考え方は今となってみればほとんど通用しなくなっているじゃないか!

と、思うのであります。

思うばかりで、、、今後どうすればいいのか?見当(けんとう)もつかず、この1年たぶんいろいろなことが身にふりかかってくるだろうなというぼやけた姿(すがた)が見えるだけで、お酒を飲みながら戦々恐々(せんせんきょうきょう)としている自分がいるのでした。

はたして今年は自分にとってどんな年になるのでしょうか?あるいは、みなさんにとってもどのような年になっていくのでしょうか?

目に見えるものだけを追いかけていてもいけませんぜ、旦那(だんな)。

こう、どこからか言われているような気がするのでした。(笑)自分にとっても、みなさんにとっても、今年が良い年でありますように。

「海」

音楽配信やっております。気に入ったらダウンロードいかがなものでしょう?作品を通して聴いていただくのが一番のお勧(すす)めです。CD販売もしています。