「藤の花」音楽配信はじめました

16時を回ったのにまだ全然明るいな。夕方の感じがしない。夏至に向かってまだ当分は明るくなっていくのだろう。このブログ当初の予定ではお昼に過ぎに書き終わって、いつも通り中野に散歩に行くつもりだったのだが、その前にやらなければいけない雑用にトラブってしまった。ちょっと見逃すことができない失敗で、それを取り戻すために数時間かかってしまった。ようやく落ち着いてブログに向かうことができる。やはり自分は間違うのだよな~。注意深くやっているはずなのだが、間違ってしまう。人間なので仕方が無いか。しかしながら今回の反省として、焦って物事を進めようとしてはいけない、スピードを上げることは大切なのだが、焦って事を仕損じては駄目だということをあらためて実感した。やらなければいけないことは山ほどあるのだが、いっぺんにやろうとしても無理なので、手前のことをひとつひとつ時間がかかってでもいいから正確にクリアしていくほかはないと気持ちを引き締めたのであった。

さて今回このブログを書こうと思っていたのは、1曲あらためて音楽配信を始めたことだ。「藤の花」という曲で、前にも同じ曲を配信していたこともある。今回たぶん3回目になると思う。『月』という作品に入っている曲で、簡単そうに聴こえるが結構難しかったりする。藤の花が咲く季節はゴールデンウイークほどで、今年は更に早くてひと月前の四月下旬が見ごろだった。なんでそんな花がちょうど散った頃に音楽配信するのかと言うと、私の事情では無く、配信を依頼しているtunecore(チューンコア)という業者さんが1年に1回、無料サービスで1曲だけ配信してくれるということで、それを使ったのであった。先方とすれば無料サービスで1年間登録させて、それ以降は課金していこうということなのだと思うのだが、自分の場合は無料で1年間配信して期限が切れたらそこで終了し、その次の無料サービスの時には別の曲を配信して、またその次の年の無料サービスでは2年前に配信した同じ曲を使ったりするのであった。ぐるぐる2曲を回している状態で、この「藤の花」という曲と、もうひとつは「ひまわり」という曲を無料サービスを使って配信しているのである。

他の新曲でも配信すればいいじゃないかと言われてしまいそうだが、基本ストリーミング配信で無料で聴いてもらうことにいまだに抵抗があって、お金を払って配信しているアルバム作品はダウンロードだけにしているので、業者からシングル1曲無料で配信していいと言われると、ストリーミングで1年間だけ期限を区切って聴いてもらえれればいいかなと思っているのであった。

ストリーミングで無料で聴ける曲をまとめると、ギター弾き語り作品15曲、ピアノ弾き語り作品13曲、そしてこの「藤の花」と「ひまわり」の2曲の、計30曲ということに現時点ではなる。それ以外のバンド形態の曲はすべてダウンロードのみにしている。

世の中、音楽はストリーミングサービスが全盛のような話になっているが、オリジナルの音楽を創るという創り手側の自分からすればどうにもついていけない。十何曲のアルバム作品を年単位で配信するより、シングル1曲ずつを月単位で配信するようにした方がフォロワーもついて効率が上がると業者の方は勧(すす)めて来るが、彼らは音楽を創るという作業がどういうことかわかっちゃいない。音楽をお金儲けの一環としてでしか見ていない。今は効率よく曲を創る手段として、複雑なリズムパターンを販売している業者もあるみたいで、リズムパターンを購入すればそこから簡単に曲が創れると彼らはうたうのだが、そんな曲を聴くのはストリーミングでしか音楽を聴かない人たちだけで、自分の聴いている音楽とはちょっと違うと思ってしまうのであった。

音楽好きの人間はやはり音楽を買うのである。無料で音楽を楽しむといった人間は、たぶんそういう人たちは音楽好きとは言わない気がする。流行り好きと言ってしまった方がいいように思う。

ともあれ時間がないので、はしょるが「藤の花」という曲の配信をあらためてはじめたのであった。曲のイメージ写真も過去2回は藤の花の画像を使っていたのだが、今回は自分が井の頭公園で演奏している顔写真をアップした。曲をまだ聴いてない方は、ぜひこれを機に聴いてみてはいかがだろうか?自分で言うのもなんだが、多少今風の曲だ。笑

「藤の花」動画

オリジナルソング。ダウンロード販売中。試聴も充実!聴いてみませんか!?気に入っていただけるようであれば、paypal決済でお買い上げできます。

他サイトでも音楽配信やってます。アップルミュージック、ユーチューブミュージック、ラインミュージック等でも聴けます。作品を通して聴いていただくのが一番のお勧(すす)めです。CDも販売中。

シンプル イズ ベスト

今日も寒い。コタツに入っている。ギター弾き語り作品をPaypal決済でダウンロード販売始めたと、先日このブログで述べましたが、同じようにピアノ弾き語り作品も販売できるようになりました。どんなもんでぇい!と誰かに自慢したくもなるほど結構大変な作業で、もう突貫(とっかん)工事でやったので、目がドライアイでじくじくするのであります。

この目がじくじくするのは、パソコンを触り始めたころからそうで、健康診断で緑内障(りょくないしょう)の気があると言われていたので、もう失明するかもしれないと何度も眼医者に通っていたりもするのですが、先日”ものもらい”ができて初めて行った眼医者さんから、そうした気があるけど、今の医療は進化していて、将来、緑内障になるかどうかはハッキリわかるようになってきていて、検査するとアナタの目は大丈夫と言われて、なんだ?何を今まで心配してきたんだろうと思ってしまったのでした。目がじくじくするのはパソコンのモニター画面の見過ぎのドライアイなんだろうと最近は思っていて、以前はちょっとでも目がしょぼしょぼするとすぐに目薬(めぐすり)をさしていたのですが、最近は自分の目は大丈夫だ!と妙に自信がついてしまったので、何もしないのでありました。こんな私は浅はかなのでしょうか?意外にまた地獄に落とされそうな気がしないでもありません。(笑)

さて、このギターとピアノ弾き語り作品のダウンロード販売を開始した記念として、やはりこの2作品を創った背景や作業工程を、興味を持つ人もいないのでしょうけど、勝手に、ここでおおざっぱに紹介しておきたいと思います。作品の中に入っている各曲の特色なんかは今までも結構このブログの中で書いて来てたりもするので、そちらを読んでいただき、今回は全体を語ります。

ギター弾き語り「YUKIO」を創ったのは、もう15年も前で、近所の本格的な音楽スタジオに通って、エンジニアさんにお金を払って録音したものです。当時、こんな私でも多少儲(もう)かっている時期もありまして、税金を払うのであれば、好きな自分の音楽にお金をかけようと思い、思い切ってその本格的な音楽スタジオの門を叩いたのでした。最初にエンジニアさんに、こんな風な曲ですと、簡単なデモテープを渡し、予習をしてもらってから本番に挑(いど)みました。基本的に歌のブースにアコースティックギターを持ち込んでマイクの前でギター弾き語りをやって、全体を聴いたあとに、これじゃちょっと物足りないなと思い、ハモりをまた2ヶ月くらいかけて追加して行ったのです。夏前に録ったのですが、結局マスタリングも含めて自分が満足できるように仕上げた時には冬間際(まぎわ)になっていました。(笑)

『YUKIO」画像をクリックすれば試聴ページに飛んでいけます、ぜひ聴いてみませんか!?

これとは逆にピアノ弾き語り「YUKIO PIANO」は数年後、短期集中と言おうか、同じスタジオで2日間のみ真夏の深夜、徹夜(てつや)で一発録りをしたものです。ハモリを入れようかなとも思ったのですが、潔(いさぎよ)くない、このままでいいと判断しました。その年の夏は猛暑で、暑さに頭がやられそうになっていたのか?唄の中にロレツが回っていないところもあったりなんかもするのですが、これもこれで自然現象なのだからいい!と悟って、そのままにしてあります。(笑)2日間徹夜して録音した帰り、早朝(そうちょう)、駅近くにマックだけが開いていて、いつもは人でごった返しているお店なのですが、朝早いのか店の中には誰もいなくて、そこで何年ぶりかにハンバーガーを食べて帰ってきたことがまるで昨日のようです。

『YUKIO PIANO」画像をクリックすれば試聴ページに飛んでいけます、ぜひ聴いてみませんか!?

このように、この2作品は10年以上前に創られているのですが、この2作品の要素になっている各曲はそれよりさらに数十年前に素(もと)が出来ていて、ああでもない、こうでもない、いや、これは正しい、、、ここは進行がおかしい???とか散々、悩み、こねくり回して、ようやく出来上がってきている作品でもあります。自分の音楽的な実力が無かったのか、もう天文学的な時間がかかっていたりもするのです。多少大げさ過ぎますけど。(笑)ただ自分としては言いたいことは、こうした時間が、自分が趣味として音楽をダラダラ続けて来たために、そうなってしまったということではなくて、人生をかけ、全ての生活をかけて創って来てもこれだけ時間がかかったということです。

数年前に若い頃に高価だと思われたギターを購入した際に、家族から親父の余生の趣味の友のように買ったのでしょ、もったいないという風にイヤミを言われたのですが、冗談じゃない!音楽の仕事をしようとして買ったんだ!、他人(ひと)に聞かせるために何十年も頑張って来て、そんな楽器屋の店頭で風に吹かれている何千円かのギターを買って他人(ひと)の耳を説得できるはずはないじゃないか!と立腹したのでありました。自分の音楽で喰えないから、なんとか生活する上で違う知恵を働かしているだけで、自分の本質は売れない歌手だ、現役をリタイヤして、ぬくぬくと趣味で音楽を楽しむ人間とは一緒にしないで欲しい。ただ他人(ひと)が自分の音楽をわかってくれないというだけなのです。

愚痴(ぐち)を語ってしまいましたが、(笑)この2作品だけでなく、他(ほか)の作品も私の子供と言おうか、分身のようなもので、いろいろなその時々の想いが詰(つ)まっていたりもするのですが、私の曲を創る上での一番肝(きも)に命じていることが、それはできる限り自分としては表現というものは簡素化しなければいけないと思っていると言うことです。簡単な物事を複雑に表現する人は世の中たくさんいると思うのですが、自分は逆で、人の感情とか心の襞(ひだ)といったものは複雑なものなので、それをできるだけシンプルにして表現し、唄いたいのです。そうなってない作品も多数あるのですが、自分とすればできる限りシンプルにしようと突き詰めた結果であって、後悔はありません。

「YUKIO」、『YUKIO PIANO」は、そうした私の作品の中でもそうした意識がもっとも反映していると思っています。なにせ唄とギターとピアノの音しか入っていませんから。(笑)なぜ、こんな風に録音しようかと思った経緯も話しておかなくてはなりません。若い頃から、他人(ひと)とバンドの真似事(まねごと)のようなことをやって来て、自分の曲をなんだか、隣のお兄さんが作って来た程度の感覚で、好き勝手にぐちゃぐちゃに弾かれたりした経験が重なって、ただ人数を揃えて、音を分厚くしても何も意味がないという絶望感のようなものがあって、本当は他人(ひと)と一緒に演奏したいのですが、そうした出会いが無いと言おうか、そうであれば唄の本質を創った自分が一番わかっているのだから、一人でその本質だけを示せばいいのだという、その時はそういう結論に至ったのでした。単に、気の合う友達がいなかったからということでもあります。(笑)

長々(ながなが)と語って来ましたが、「YUKIO」、『YUKIO PIANO」の特徴は、創り手の私が言うのも何ですが、シンプルこの上ないと言うことです。(笑)ただ、このシンプルの奥には何十年に渡って、悩み、考え続けて来た、私の思考が反映されています。音楽的な力が備わっていなかったから何十年もかかってしまったとも言えるのですが。(笑)ぜひ、この2作品を聴いてみませんか!?試聴もできる限り長めにとりました。スピーカーアイコンをクリックすれば聴けるようになっています。気に入っていただけるようであればお買い上げいただければと思います。最後にこの2作品の感想を、聞く側に立ったとしても私なりに語りますと、

シンプル イズ ベスト!

こうなるのであります。(笑)

他サイトでも音楽配信やってます。アップルミュージック、ユーチューブミュージック、ラインミュージック等でも聴けますよ。作品を通して聴いていただくのが一番のお勧(すす)めです。CD販売もしています。