音楽配信について④YUKIOの場合

音楽配信についてメディアの記事に関して不思議だなと思うことをもう少し述べよう。

インターネットの普及につれて有名人で無くても誰もが音楽配信できる時代になり、iTunesなりspotifyなり何万曲、何百万曲という登録曲数をまずPRして、メディアもそれを取り上げているが、一人の人間が自分の人生で音楽を聴く時間なんて限られているわけで、当然それだけの曲をすべて聴けるはずはなく、その何万曲の中から自分の好きな曲を選んで聴くことになる。選択肢の幅が広がったといえば広がったのだが、聴かれている曲はほとんど芸能人とか有名歌手といった名前の知れたほんの一握りの人達だけが聴かれてるだけなのではないかと思ってしまう。残りの90%以上の私のような一般の人達が作った曲などは、その音楽配信業者のストックしている曲数を増やすためだけの、所謂、私達のサイトだとこんなに沢山の曲が聴けますよというアピールの道具でしかないのではと思ってしまう。

私たちは利用されている。実際、多分そうなのだろうけど、そうした芸能人や有名人達も最初は私達と同じ名も知らない一般人で、そこから這い上がって行っただけなのだろうから自分も知恵を凝らさないといけない。

前回プレイリストの章でも述べたspotifyでも検索すると一般人での成功事例が多少あるようで、AmPm(アムパム)さん達という二人組と斉藤さんという人がspotifyのバイラルチャートという(たぶんそこに入ればそれなりの人数が聴いてくれるであろうプレイリスト)ところにチャートインしてそれなりに儲かったのではなかろうかと思われるが(言葉が悪いけど・・・)、彼らのインタビュー記事を読んでいるとやっぱり考えている。AmPm(アムパム)さん達はいい曲が売れるとは限らない、ITを駆使、マーケティングを研究、さらにはプログラミングもspotifyのプログラマーが登録しているGit Hubまでそのプログラミングを観に行ったというから、相当研究している。斉藤さんも海外の有名プレイリスターに自分の曲を売り込んで成功して、有料の広告宣伝もしたらしい。ただ二つとも自分の素生を明らかにしてなかったが、斉藤さんは博報堂(日本の大手広告代理店)の音楽制作の人みたいで、AmPm(アムパム)さん達はfecebookを見るとエイベックスかなんかの名前が出てきたので、たぶんそうした音楽関連業者に近いところで働いている人達だとなんとなく想像できる。こうなると素直に一般の人とは言いきれない。音楽業界の内部事情に精通した、流行に敏感なアタマのいい人たちが先に手を打ったとも考えられる。

では私達、コネもアタマも何もない一般人の音楽家たち、歌手たちはどうこの音楽配信に対応して行けばいいのか?・・・・・・答えなど無いな。考えるしかない。(続く)音楽配信中

音楽配信について③YUKIOの場合 プレイリストについて

朝、時間のない中でこのブログ書いているので、つい”続く”となってしまうのだが前回の続きで、自分の曲を音楽配信しながら、じつは曲をダウンロードして買ったことがないことを自白してしまった私ですが、ストリーミングはたまに聴いているというか、聴いていました。過去形ですが。

好きな曲を聴くというよりは、自分が音楽配信しているのでどういう風に他の人達はストリーミングサービスを利用しているのか、身をもって知りたかったので無料のspotifyをダウンロードして研究がてら聴いたのです。

そこにあったのはプレイリストの重要性です。プレイリストとはなんじゃろか?と言われると、要は自分の好きないろいろな曲を集めてリストをつくるというだけで特別の技や才能が必要だとかは全く関係のない、昔でいう自分のお気に入りの曲を集めた編集テープをつくるようなものなのだが、なぜそれがspotify上、重要になってくるのか説明しようと思う。

インターネット上ではプレイリストは他人と共有できることになっている。これが味噌で、いかしたプレイリストをつくれば沢山のフォロワーがつくという訳だ。実際、海外には何十万人ものフォロワーがつく有名プレイリスト作成者がいて、そのプレイリストに載れば、なんにも努力しなくても死ぬほど聴いてくれる人がいるらしい。ただ当然、その有名プレイリストに自分の曲を載せるには、作成者にコンタクトをとって売り込まなければいけないのだが、そんな人間は世界中に山ほどいてなかなか難しいらしい。事実、私もその有名プレイリスターという人の中の一人のブラジル人のfacebookに曲を添付してメールを送ってみたが、自動返信のメールが送り返されてきて、ありがとう、なんとかかんとか、で終わってしまっている。

一方、有料でそうしたspotifyの人気のあるプレイリストに載せてくれるサービスもある、アメリカのplaylist pushというサイトはなんか一応審査があるみたいだが、審査を通るとドルでお金を払えば、それなりのプロモーションをしてくれるみたいで、私の場合サイトが英語なので有料と知らずに、曲を送ったら、審査に通って、金を払えとメールが何度か来て、有料だと知らずに曲を送った、申し訳ないと謝りのメールを送って事をおさめた経緯がある。ただメールのやりとりからそんな怪しい業者じゃない感じだった。spotifyで登録していない曲でもあったので断ったのだが、登録してる曲を送って勝負してみる手もあるのだが、そこはまだ考え中。

上記のように音楽ストリーミングサービス上、プレイリストというのは自分の曲の売り上げを上げるために重要な手段なのです。spotifyもプレイリストをつくるように推奨しています。しかし、試しに自分のプレイリストをつくってみたが、現実その自分のプレイリストにフォロワーがつくことなんかはありえない!友達がつきあってくれる程度のもので、やっぱりこの世界でも有名人にフォロワーがつくのだ。

日本にもDigleというプレイリスト専門サイトみたいなものがあって、そこに登録もして、spotifyと同じようにアーティストページもつくれるとあったので作成しようと思ったのだが、誰でもつくれるわけでも無いようで、メールを送ったのだが何の返信も来なかった。たぶんここら辺が一番、今の音楽ビジネスの最前線で最初に出た奴が大儲けできるのでシビアにいろんな人間模様が裏で繰り広げられているのだと思う。DIGLEとAWAが組んでspotify上でプレイリストを作り始めて、そういうのに若者が今飛びついているんじゃないかと想像できる。

ここまでは分析できるのだが、じゃあ自分は一体、そういう状況の中でどう自分の唄を売り込むことができるのだ?若くないので、若者と同じことをしたってただの変なオヤジだ。傍観していても何も始まらない。何かアイデアが無いか???

今朝は時間があったので、それなりに書けたな。(続く)音楽配信中

音楽配信について② YUKIOの場合

前回よりの続きだが、自分では実はダウンロードで曲を買ったこともなく、音楽配信をして初めてspotifyといったストリーミングサービスを知りアプリケーションをダウンロードして聴いたという経緯がある。(笑)

古い人間と云われようが、実はダウンロードしたいとも思わないし、spotifyも無料なので聴いて便利だなと思ったが長続きしない。CDも好きではなかった。CDしかなかったので聴いてたが、一番好きなのは音楽テープだった。なんでかといううと一番手っ取り早い。カチッとボタンひとつ押せば音が鳴るんだもの!パソコンを開いて音楽を聴くというのはもう面倒くさい。

ダウンロードで買わない理由は、考えたことなかったが、やっぱり作品というものが聴きたいのであって、データを買うという感覚がよくわからない。中身は同じなのかもしれないが、データには質量が無いのだ。CDやレコードやテープには質量がある!(笑)やっぱりジャケットも含めて全体のその人の世界観に共鳴するから自分はそこに価値を見出しているような気がする。人間は重力の中で生きているんだ!。(笑)

けど、こんなことばかり言ってると時代に取り残されるばかりなので音楽配信はじめましたが、そこにはいろいろな世の中の商売の駆け引きがあるように思う。(続く)音楽配信