アルバムアーティスト YUKIO

”アーティスト”という言葉が好きではない。いつ頃からだろうか使われ始めたのは?もう名前の知れた人であれば名刺に”アーティスト”と入れればなんとなく箔(ハク)がついた感じがしていいのだが、私みたいな無名の一般人はやはり”ミュージシャン”と云った方がわかり易い。

なぜ”アーティスト”の話を取り上げたかといえば、自分は1曲に自分の世界をすべて詰め込んで相手にアピールするようなタイプではなく、1曲1曲を組み合わせてつくったアルバムで自分の世界観を表現したいと思っているというか、そうなってしまうというか、そういう性分の人間なのだ。

”シングルアーティスト”という言葉はきいたことが無い。”アルバムアーティスト”はきいたことがある。やはり”アーティスト”は”アルバム”なのである。自分は”アーティスト”だとは思ってはいないが、”アルバム”を聴かせたいのだ。1曲だけを聴いてもらっても私の世界をわかってくれるとは思わない、You Tubeの最初の10秒を観てもらってもたぶん理解してくれないだろう。それがどんなに遠回りでいっぱい損をしてるのかもしれないが、自分という人間はこうなのである。自分のやりたい音楽はアルバムの中にあるのだ。

アルバム全体を通して聴いていただけないでしょうか。音楽配信中

阿佐ヶ谷 喫茶店

音楽とコーヒー ヴィオロン

ここ何年か、もう結構時間が経つが、土曜日の夕方は必ずといっていいほどこの画像の喫茶店でコーヒーを飲んでいる。毎週といっていい。自分でも呆れるくらい通っている。東京阿佐ヶ谷のヴィオロンという喫茶店である。昔で云う名曲喫茶でクラッシック音楽をかけていて、よく雑誌とかで取り上げられているので知っている方も多いと思う。

ピアノを練習してる頃は毎日のように夕方通っていた。なんで通うことになったかと云えば、この画像にあるように音響システムが抜群にいいことだ。家には置けないスピーカーから出てくる音に癒されるのである。それまでクラッシックをほとんど聴いたことのなかった私はバッハ、モーツァルト、ベートーベンからラフマニノフ、グールドまで色々ここで聴いて来た。かかっている曲は古典のクラッシックが多いと思う。勿論リクエストもできるのだが、したことがない。出される音楽を流されるままに聴いているだけだ。昔、一度だけマスターからお好きな曲かけますよと言われ、ドビュッシーをかけてもらった思い出がある。

特にいいなと思われるのは、店名のヴィオロンと名がつくようにヴァイオリンの音がものすごく響く。ヴァイオリンだけでなく弦楽器のものが全体によく響くように思うが、特にやはりヴァイオリンが凄い。音楽はやはり音の波で出来ているのだなと認識してしまう。

このお店昼はクラッシック喫茶なのだが、夜はライブをやっている。実は私、何度かやらせていただいたことがあって、上の画像の右側にアップライトピアノが置いてあり、そこでピアノの弾き語りをしたのであった。調律師を呼んでないらしく一つか二つ、鍵盤の音がずれてたように思ったが、イタリア人の女性が飛び込みで入ってきて聴いてくれたりして楽しかった思い出だ。

ライブをやらなくなって以降もここに通っている。実はお気に入りの席も決まっていて、それは入り口から入ってすぐのスピーカーから真正面の上のテーブル席だ。スピーカーがでかいので、前の方だと音が大き過ぎるのだ。ほとんど前の席には座らないのだが、たまに座ると地震で頭の上に掛けてあった額縁が落ちてきて、頭から血を流したこともあった。私とヴィオロンの歴史は古い。(笑)

このように年中、毎週土曜日夕方ヴィオロンでクラッシック音楽を聴いているのだが、今回はじめてスマホでお店の画像を撮ってみた。有名なお店なので結構、画像を撮っていくお客さんは沢山いる。私の場合毎週通っているので撮ったことなどなかったのだが、このブログを書き始めて一度載せてみようかと思い立って、昨日撮った画像です。たぶん、来週も行くのかな?

ピアノ弾き語り“YUKIO PIANO”音楽配信中です.

もぐらテーマ曲

前回youtube動画と音楽の関係性について簡単に書き込みましたが、実はyoutubeでの反応とライブでの反応が極端に違う曲があります。

「ボクはモグラ」という曲で、”もぐら~、もぐら~、もぐら~、・・・”と連呼する唄でして、ライブでやると結構ウケたりもして、YUKIOと云えばモグラ、モグラといえばYUKIOという感じで、私の代名詞のような曲なのですが、youtubeでの反応はほとんど無いに等しい感じなのです。

この”もぐら~、もぐら~、もぐら~、・・・”と連呼する部分が延々と続くので、ここが頭から離れないらしく、ライブでは”YUKIO”と呼ばず”もぐらさん”と呼ばれることもあったりするくらいなのですが、このくだりが音楽的にワンコードで進んで行くため、変に聴こえたりするのでしょう?冷静にパソコンやスマホで聴くとなんだかどこかオカシイ?といった感じで敬遠されるのかもしれません。

私自身、これまで何度も演奏してきて飽きてしまっていることもあって、最近はこの曲を余りやることもなかったのですが、このブログをきっかけに自分自身の音楽活動をできるだけ客観的にみるようにしていると、やはり私の強みとして毎回唄った方がいいと思い今回取り上げました。

この「ボクはモグラ」ですが、ギターとピアノバージョンが2つ存在してまして、「YUKIO」というアコギアルバムに入っているのはブルース調のハーモニカを入れたギターバージョンの方で、ピアノバージョンの方はまだライブでしかやっていません。ピアノの方はアレンジがかなり凝っていて音楽的に難しくなっています。ここでは音楽的な話は省略しますが、ギター、ピアノバージョンの動画をそれぞれ上と下に載せておきますので、音楽をそれなりにやられてる方には、この2つのバージョンを聴き比べていただいても楽しいかと思います。そしてもし気に入っていただければ買っていただけないでしょうか?ストレートな物言いしかできませんがよろしくお願いいたします。音楽配信してます。