同名のYUKIOさん達

前に居酒屋で飲んでいた時に、ある人からなぜ歌手名が日本人なのにひらがなや漢字の”ゆきお”ではなくてアルファベットの”YUKIO”なのか?疑問をぶつけられたことがある。「格好つけてるんでしょう!?」とからかわれたのだが、その人に初めて”YUKIO”にした理由を話した。

”ゆきお”だと日本国内でしか通用しない、海外というか世界に認められたいので世界共通言語のアルファベットの”YUKIO”にしたと述べたら鼻で笑われてしまった。(笑)

現実は世界どころか同じ言語の日本人誰一人として私の音楽に見向きもしてくれない。しかしまだ諦めているわけではない。昔からこういう環境でなんとかやって来たのだから。夢はでっかく世界で一番有名な”YUKIO”さんになりたいと歳をとった今でも思っている。(笑)

音楽配信をやっていると何十万、何百万という世界中の無数のアーティストの中から選ばれなければならない。全部聴くことなどできないので検索されることになる。自分の音楽が本当に配信されているかどうか”YUKIO”という名前で検索すると私だけでなくいろいろな同名の”YUKIO”さんがいることに気づいてしまった。

日本人の”ゆきお”でたぶん世界で一番有名なのは小説家の”三島由紀夫”だろう。ノーベル文学賞の候補にもなって、衝撃的な割腹自殺までしてしまった人だ。その次くらいが民主党を結成して総理にまでなった”鳩山由紀夫”のような気がする。沖縄とアメリカ政府どっちにもいい顔して、にっちもさっちも行かなくなった行状(ぎょうじょう)は記憶に新しい。(笑)

歌手だと同名の”ゆきお”さんの中では一番に出て来るのは”橋幸夫”だろう。「潮来(いたこ)の伊太郎(いたろう)~♪」と有名なフレーズを歌う『潮来傘(いたこがさ)』は若い人は知らないかもしれないが大人であれば誰もが知っている有名な演歌で、舟木和夫、西郷輝彦と共に”御三家(ごさんけ)”と呼ばれ人気絶頂だった昭和の元祖アイドルの一人でもある。

spotifyだとリスナー数が一番多いのがやはり”橋幸夫”で次がたぶん”横山幸雄”さんという人がいて、この方(かた)は音楽大学のピアノ教師かされているアカデミック畑の人らしくクラシック音楽のコンサートとか精力的にやられているようだ。三番手が”YUKIO”という名でDJを香港か台湾でやっているなぜか女性で、ミックスリストとか結構聴かれていたりなんかする。Youtubeの方に目を向けるとアニメか何かのチャンネルを持っている”YUKIO”さんがいてフォロワー数も何千人いたりなんかしたと思う。あとの”YUKIO”さんたちは私も含めてどんぐりの背比べでリスナー数があるのかないのかそんな程度のものである。(笑)

いろいろな”YUKIO”さんがいるのだが、実は”YUKIO”というアルファベットの名前だけで音楽配信を登録している日本人は私ともう一人の同名の”YUKIO”さんの二人しかいない。というか二人もいる。(笑)

もう一方の”YUKIO”さんは私よりも先に音楽配信を始めたらしく、”YUKIO”で検索するとほとんど先方の顔写真が私より上に出て来て、私の作品が先方の作品のように見られたりするのではなかろうかと感じられたりしないでもない。それどころか最初は配信先が二人をごっちゃにしていて、どちらがどの作品なのかわからなくなっていて私の方で一つ一つクレームをつけて同名の”YUKIO”が二人いるから別々にしてくれと頼んだのだった。いまだに新曲を配信するともう一方の”YUKIO”さんの作品の中に入れられたり、先方の新曲がなぜだか私の作品の中に入っていたりなんかしていちいち面倒臭いのだがどちらかが間違いを指摘しない限りずっとそのままになっていたりするので、私の方で仕方なくクレームをつけるのだった。(笑)話はちょっとずれるがamazonなどは更にいい加減で”YUKIO”のアルファベットではなく漢字の”由紀夫”になっていて、よくよく見れば”由紀犬”になっているではないか!オレは”犬”じゃないぞ!とワンワン吠えてしまった。(笑)

このようにデジタルにはデジタルの都合が悪いことがある。なんでもデジタルにすればいいものでもない気がするのだが世の中の流れは止められないのだろうな。そんなことよりも自分がもっと有名な”YUKIO”さんになればこんな悩みも無くなるのだろうけど・・・。

音楽配信

ガチンコ・マーケッター

今回はこのブログで時たま報告している私の音楽のウェブ上での営業活動、現在は作品「月」を制作したことによるプロモーション活動の途中経過をお知らせしたいと思います。続きもののストーリーになっていて前回書いたのは3/1で、まずその「白髪アイドルYUKIO 作品「月」音楽配信始めました!」を見ていただくか、あるいはスマホだと下部分にある”ウェブマーケティング”のタグ(パソコンだと右側下部)をクリックしていただくと私のマーケティング戦略全5話がすべて載っていたりするのでそちらを参照していただければと思います。興味ない方はスルーして下さい。

結論から申しますと白髪アイドル”YUKIO”は未だにペルソナ”ルナ”にたどり着けておりません。当たり前だ~!とおっしゃる方も大勢いると思いますが、私は真剣にやっています。

新型コロナのおかげでライブが出来なくなったので、私の頭の中で当初描いていた作品「月」発売後のプロモーション戦略は変更を余儀なくされたのですが、できうる限りのことはやってきました。まず具体的に述べなくてはなりません。

ネット広告戦略をとりました。その準備として「藤の花」という、作品「月」の中でも別途でストリーミングサイトでも聴けるようにした曲の動画(ユーチューブでもアップしています。)

YouTube「藤の花」動画

ペライチというサービスを使って「月」を買ってもらえないかと購買層に訴えかけるPR用の縦長ページをアルバム「月」用とシングル「藤の花」用の2つを制作しました。

ペライチ「藤の花」ページのスクリーンショット 下にずっと伸びたページになっている。

こんな感じで作っているのですが、スクロールすれば下にもっと伸びていきます。広告を打つ段階になってペライチでは無料で2つ以上のページをアップすることができないことに気づき、まずシングル用の「藤の花」のページの方を藤の季節に合わせる形でGW(ゴールデンウィーク)手前まで出してみようと考えました。

”藤の花試聴ページへ”と出てますが、ここをクリックすると私が今現状考えつく最終的なページ、アップルやアマゾン、グーグル、spotify等の各「藤の花」のダウンロードやストリーミングサイトに繋(つな)がっていくtunecoreのページに繋(つな)がる形にしたのです。https://linkco.re/GbsB3nQZ こちらのページとなります。

このページに誘い込むためにフェイスブック、インスタグラム、ツイッター、グーグルに広告を出しました。フェイスブックには実は前に何度かニューヨークとパリにユーチューブの動画をつけて広告を何百円かかけて試しに出したことがあるのですが、今回はもう少し本格的に何千円かの予算を組んで1ヶ月くらい出してみました。

フェイスブック、インスタグラムには動画広告をツイッター、グーグルにはキャッチコピーをつけたテキスト広告から上記ペライチのPR用縦長ページに飛ばすような形をとりました。

まずツイッター広告がアクセスが1あっただけでまるっきり反応が無く1週間くらいでこれは意味が無いと思い中止にしました。グーグルの方もアクセスはちょびちょびあるのですがなにせひと月の予算が何千円だと反応はたかだか知れていて、しかもtunecoreの最終ページに直接飛ばずにペライチの縦長ページを挟むクッションを入れた形になるので、このページに何か意味があるのかな?と疑問符がついてしまいました。化粧品とかのネット通販の購買意欲をかき立てる商品であればいいのですが、音楽を売るという形態ではこのペライチ縦長ページは必要ないのでは?と感じられたのです。ですのでグーグル広告の方は3月半ばから始めたのですが4月の途中から直接tunecoreの最終ページに飛ばすようにしました。検索キーワードは”藤の花”はもちろん”藤”とか、あと”ダンス ダンス ダンス”というワードを買い、当初ライブもできるものと思いペルソナ”ルナ”は東京に住んでいるはずなので”ライブハウス 東京”というワードも買ってみましたが、途中でコロナ禍になりライブができそうになくなったので破棄しました。

こうしたテキスト広告よりも直接tunecoreの最終ページに飛ばした動画広告の方が反応がよくフェイスブックもそうなのですが特にインスタグラムストーリーズに出した15秒程度の動画広告は結構反応がありました。上記のユーチューブ動画を15秒分にカットしてスマホ用に縦長に編集するのにかなり手こずったりしまして苦労したのですが、”白髪アイドルYUKIOと一緒に踊ろう!”という馬鹿なキャッチコピーをつけて動画広告を出すと意外に数字が出たりして、音楽とインスタグラムというのは相性がいいとネット上で出ていたのですが、その通りのような気がします。ただルナプロジェクトと名打って出した10日間ほど打った1回目の動画広告がそれなりの反応があったので、本当に反応があるかどうか見極めたいと再度同じ内容で広告を打ったのですが、1回目は東京在住、25~40女性、趣味音楽、R&B、ソウル、等々というターゲットに絞っていたのですが、2回目は欲を出してしまい東京、千葉、埼玉、神奈川、そして大阪、京都、兵庫と地域を広げて出すと反応はいまいちとなってしまったのでした。(笑)ルナは東京在住なのであって首都圏、大阪圏と広げたことが裏目にでた気がします。欲を出して自分の気持ちがぶれてしまったのです。マーケティングに限らず、やはり人間こころがぶれてはいけない。初志貫徹(しょしかんてつ)。

このようにいろいろとネット広告を打ってみたのですが、月々何千円程度の予算では私の前にまだ”ルナ”は現れない。ただ分析はできるのです。tunecoreの最終ページからどのページに行ったかの数字を測ることができるようになっていて、意外にiTunesやレコチョクやらのダウンロードページに飛んで行ったりもしていて、今の世の中メディアが言うように流れがすべてサブスクリプション(月定額性)のストリーミングサービスに行っているわけでは無いような気がしました。特に世界はそうなのかもしれませんが日本ではspotify一強という感じでもないと私の音楽の広告反応だけの小さな数字分析ではありますが、そう感じた次第です。

そして今回のプロモーション戦略前半の最大のクライマックスは、Playlist Pushというサイトにお金を出してGW(ゴールデンウィーク)以降、海外のspotifyキュレーター※のプレイリストに載せてもらうという手段をとったのでした。

※キュレーター 馴染みのないカタカナかもしれませんが最近使われていて、プレイリストを作る人のことです。ここではspotifyにプレイリストを作っている人のことを言います。

ペルソナ”ルナ”は東京在住でもありますが、翻訳家でもあるので海外にいるかもしれない。(笑)その対策として海外サイトのSubmitHubとPlaylist Pushをつかってみたのでした。SubmitHubはこのブログで何回か前でも取り上げていますがspotify等に何千人ものフォロワーがついているプレイリストを持っているキュレーターに自分の曲を送りつけて気に入ってもらえればそのプレイリストに載せてもらえるという仕組みになっていて、そのお見合いの仲立ちをするサイトと考えていただければいいと思います。そのプレイリストに載れば世界の沢山のリスナーに聴いてもらえることになりリスナー数も増えるという理屈です。基本無料なのですが、無料だと1日2人だけのキュレーターにしか曲を送るのを制限されて、しかも先方から反応をききだすこともできなくなっています。キュレーターの気分次第で感想が送られて来たりもします。私の場合、現時点で30人弱ほどに曲を送ってみたのですが、感想が返ってきたのは一つだけで、しかもOLD-SCHOOL(時代遅れ)だと言われる始末、しかしまだ諦めているわけではありません。有料もあるみたいで有料の場合はキュレーターは送られてきた曲を必ず聞いてプレイリストに載せるかどうかは別にして感想も送り返さなければいけないというシステムになっています。

Playlist Pushの方は有料でそのキュレーターの人たちの仲立ちをしてくれるサイトで、こちらもそのキュレーターの人たちのプレイリストに必ず載る保証はしてないのですが、有料なのでどこかひとつくらいは載せてくれるだろうと思い、思い切って数万円払いやってみたのでした。予想としては最低10くらい、多ければ100くらいのリスナー数が増えるのかな?それでもそうとうな赤字になるな・・・、けど面白そうだし、まあいいか、1回やってみるかというそんな感じで登録してみたのでした。

「藤の花」を送ったのですが、一応審査があって今回大丈夫かな?(1年以上前にも1回別の曲を送ったことがあってその時は通ったのですがこちらからキャンセルした。)と心配したのですがOKだということで、この曲に合うプレイリストを持っているキュレーターに聴いてもらうから1週間くらい待ってくれという返事が来て待っていると、計12人のキュレーターから毎日一人ずつ返事が来て、結局2人のキュレーターのプレイリストに載せてもらえる運びとなったのでした。ただそのほかの断られた10人の理由も送られてきてその内の3~4人は”曲は興味深いのだが、日本語なので何を歌っているのかわからない。英語じゃないと駄目だ。”といった反応で、やはり世界は英語で回っている、しかし絶対に自分は日本語で勝負してやるとあらためて決心した次第なのでした。

この載せてくれるという2人のプレイリストもタイトルがスペイン語になっていてスペイン語圏に向けてのプレイリストになっていたのですが、すべて英語の有名な曲ばかりで、最初に載せてくれると言ってきた方はフォロワー数が500人くらいで、載せてもらった後も私の曲のリスナー数がチョボチョボと上がったくらいだったのですが、最後に載せてくれると言ってきた2人目のフォロワー数が4000人くらいのプレイリストに載ると、あっという間にリスナー数が上がり最大800以上にもなったのでした。

一人しか載せてくれる人間が出てこなかったのでPlaylist Pushの人が最後この人に日本語の唄なんだけれどなんとか載せてくれないかと頼み込んだのではなかろうか?とも思ったりもしていて、実際この人からの返事も”英語の歌専用のプレイリストなんだけれど曲がおもしろいから特別に載せてあげるよ!”と書かれていたのでした。

ちなみに両方6時間くらいあるプレイリストの10何曲目に入っていて一方はレッドホットチリペッパーズの曲の間に入れられ、もう片方は最初の曲がマイケル・ジャクソンのスリラーになっていたりしました。英語の歌の中で1曲だけ日本語の唄が流れて来るのも変だと思いますけどね。(笑)

ただ聴いている人はスペイン語圏の人たち、特に中南米が中心で、どうも顔が見えないと思い始めたのでした。自分もspotifyで同じようなプレイリストを何個かつくってみたりもしたのですが当然誰かがフォローしてくれるわけでもなく、spotifyだけでなくユーチューブでもインスタグラムでもなんでもいいのですが、このフォローしてくれる人たちって一体どこの何者なのだろう?と思ってしまったのです。フェイスブックで知り合いを片っ端から誘って”いいね”を押しあっていくら友達をつくったとしても500人いくかいかないくらいが関の山(せきのやま)のような気がして、しかもフォローしてくれるといったらそんな簡単ではないだろうと想像するのです。またspotifyにはリスナーの年代別分析ツールも付いていて、それをみると私の歳に近い50代を山の頂点として綺麗に年代別に相応の数に分かれているのです。

よくよく考えると何かおかしい?リスナーの顔が見えない!

800くらいリスナーの数が増えても、フォロワー数はなにも変わらない。一人くらいフォローしてくれてもいいではないか?現実はそんな簡単には動かないことは痛いほどわかっている自分にとっては何か誤魔化されているような気が段々してきて、SNSでフォロワー数をお金で買う人が結構いるということを思い出して、”spotify フォロワー買う”と検索してみると出て来るではないか!そうした業者が!しかも安い!1000再生回数で2,980円だって!安~い!何万も払って800くらいなんて馬鹿みたい。。。

ほんと単純なのですけど、今さらながら気づいたのでした。逆の立場に立って考えてみればいいんだ!そんな簡単に世界広しと言えども何千人というフォロワー数をつけることは有名人以外できない!ではユーチューバーやインスタグラマーはどうやって多数にフォローされることになったのか?要は最初にお金で買うのです。(笑)

”卵が先か、鶏が先か、”ではなく卵が先なのです。その卵というのはフォロワー数をまず買って人気があるようにみせて、そこから毎日魅力的な動画なり記事を更新して行くのです。それが誰も言わないけど大人の一般的なウェブ上で商売しようとする手段のような気がします。全部が全部そうだとは言いませんが、ユーチューバーの多分半分以上はこうした手を使っているのではないでしょうか?確証はないですけど、それ以外に現実的な手段がない気がします。オレたちと違ってお前は才能が無いから逆恨みするなと言われそうですが、無名の人がspotifyのチャートの上位に上がって何十万リスナー数とかあったりすると曲も聴かずに”スゲーな!儲(もう)かってそう!”と思っていましたが、今回の体験をするうちに、その人達もそれに見合うそれなりの金額を払っているのではなかろうか?と思ってしまう自分なのでした。

どのようにその数字を上げていくかの実態はよくわかりませんが、ネット上での数字は可視化されているので、その人の肩書みたいに見られるのだろうと気にする人たちなんかはお金を使ってそうしたサービスを使うのかもしれません。ストリーミングにしろサブスクリプション(月定額性)にしろ盛り上がっているのはその当事者とメディアだけで実際はそんなに利用している人は多くないのかもと勘ぐりたくもなります。

自分の音楽のマーケティング戦略を書いて来たはずが、ウェブマーケティングの闇世界の暴露話みたいになっちゃいました。(笑)自分とすれば別に可視化された何十万かのリスナー数を誇る人気者の肩書が欲しいわけではなくて、聴いて”良かった、アナタの作品をもっと聴いてみたい!”と言ってくれるリスナーに一人でも多く出会い、そしてそうした人たちを増やしていって、赤字ではなく、なんとか利益を出せないかと純粋に願ってそれに向けて行動しているだけなのですが、音楽という、この芸能のジャンルに含まれる業界というのは結構怪しげな商売も横行しているような気が今回だけでなくかつて何度か経験しているのですが、今回もまたかという感じになってしまいました。音楽だけでなくウェブ業界もですが・・・。

こうして作品「月」プロモーション戦略前半戦は相も変わらず絶望の淵(ふち)に沈んで行ったのでした。(笑)ただこの反省を生かし後半戦に巻き返しを図りたいと思っています。前半戦の反省をまとめると、①ストリーミングサービスでは現状すぐに儲かる形にはならない。②ネット広告の予算が月数千円程度であれば、ほとんど買ってくれる可能性はない。③有料のサービスはよくよく考えてから使用する。④ウェブ上の可視化された数字はむやみに信用しない。以上を基に後半戦のマーケティング戦略を練(ね)ろうと思っています。乞うご期待。

”ルナ”待ってろよ~!迎えに行くからな。(笑)

音楽配信してます。聴いて気に入ってくれれば、お願いです。買ってください。

「藤の花」ギター弾き語りライブ

目を閉じれば

「目を閉じれば」という自分の曲がある。競い合い、偽り合いながら、仮の姿のように生きる現代社会の中で目を閉じればメロディーが聞こえて来て、再び目を開けるとそこには前と違って少しは真実の姿が見えてくるはずだ~!という、はかない希望をうたった唄だ。

目を閉じれば PR用

歌詞も難しいし、曲の構造の方もこれまた難しくなっていて、(笑)若い頃に思いついた唄なのだが自分自身でなかなか解決できず何十年かたってようやく完成した作品になっている。

昔、ライブバーの誰もが参加できるオープンマイクで唄った後に、女の子から”YUKIOさんの曲は聴いている人間が次にどう行くかを想像する形を常に裏切って進行していく。”と言われたことがある。また新宿3丁目のピアノバーで隣り合わせたピットインで弾いていると言っていたやたらと上手いオネエのピアニストから”そこの進行・・・普通はこう行くのよ・・・なんでそっちに行っちゃうの?”と尋ねられ、”仕方ないです、こう聞こえて来るのですよ。”と答えると、”・・・、アナタにとって自然なのよね!”と不思議がられたこともあった。

自分とすれば、この2つのコメントは批判ではなくて誉(ほ)め言葉だと思っている。確かに、世の中に出回っている曲を普通だと思って聴いている方(かた)からすると、私の音楽は常に進行が裏切っていくように感じられるのもわからないでもない。(笑)

そうした曲が多々あるのだが、「目を閉じれば」という曲もその中のひとつと言っていいだろう。ただし難解な曲はこの曲だけではなくて、今回なぜ敢えてこの曲を取り上げたかと言うと、実はこの曲単曲だけでは買えなくなっていてアルバム全体を買わなければ聴けなくなっているのだった。10分以上の長~い曲で、10分以内でなければ単曲として売れないという契約になっているのだ。(笑)

出来上がった後もミックス・マスタリングで自分の思い描いたイメージにならず、何度も音楽ファイルを書き出した非常に苦労した曲で自分の苦労を無駄にしたくない。(笑)こう思い、忘れそうになっていたところをつい思い出してしまった。

cocolo」という作品の中に入っていて、このアルバム「目を閉じれば」という曲だけではなく、他の曲も次々とアナタの想像を裏切っていく進行が目白押しになっている。(笑)私の中では一番尖(とが)った作品だ。

「目を閉じれば」はiTunesアマゾンでも部分的に試聴できるし、ユーチューブでは出来は悪いがライブバージョンも載せているので、ぜひ聴いてみてもらえないだろうか?そしてもしお気に召していただけるようであればアルバム全体をお買い上げいただければ幸せなのだが。。。かしこ

音楽配信

目を閉じれば ライブ

YUKIO音楽のジャンル

自分はLogic Pro(ロジック プロ)という音楽ソフトを使っている。ジャンル分けされた何百種類ものサンプリング音やリズムパターンが入っていて便利なのであるが、しかし、実はLogicに入っているループ(1~4小説くらいの繰り返されるリズムの音素材)と呼ばれる既存のリズムパターンを自分の曲に取り入れたことは一度も無い。前に自分の音楽を結構好きになってくれたお客さんからどんな風に曲を創っているのか尋ねられた時にリズム作成にループを利用していないと言ったら驚かれた。(笑)たぶん今どき音楽ソフトを使う人間で、ループを使わずにいる奴はほとんどいないのではなかろうか?その理由を今回語ろう。

ループを使えば今風のちょっと複雑でお洒落なリズムパターンの曲を作れるような気がしないでもないが、私の場合はリズムより先にまずメロディーがあって、そのメロディーの下でリズムが自然と組み上がって行くのだった。リズムに乗せてメロディーを作り上げていくという作業はやったことがないし、やらない。嘘(うそ)があると思うから。(笑)ヒップホップであればそれでいいのかもしれないが、ヒップホップをやるわけでもないのでいいのだ。(実はヒップホップの曲もあるのだが、それでも既存のループを使わずに自分で組み立ててしまった。)

自分の曲に合わせて何百種類もあるループを探したこともあるが、いくら探しても無いのである。(笑)自分がしっくり唄えるリズムパターンが無いのだ。自分で創ったオリジナル曲を気持ち良く唄うには、自分でリズムを0(ゼロ)から組み上げるしかないのである。

このように自分のリズムは自分に合わせる形で創っているのだが、ジャンル分けされたループの中に自分のリズムが無いということは、音楽配信する時にどの音楽ジャンルかに登録しなければいけなくなった時に非常に困るのであった。(笑)

自分の中では、何十曲あるオリジナル曲はすべて構造が違っていて同じパターンでできている曲など一つも無いという自負があって、曲ごとにリズム(グルーブ感)はすべて違っていると思っている。

R&B風なのであってR&Bではない。ブルース風なのであってブルースでない。ジャズ風なのであってジャズでない。私自身の日本語のオリジナルソングなのだ。(笑)こんな風に言ってるから、若い頃からいくら面接を受けようが誰も相手にしてくれず落っことされるはめになる。(笑)

最近は音楽ジャンルの方ももの凄く細分化されていて”オルタナティブ・ロック”だとか”オルタナティブR&B”、”オルタナティブ・パンク”や”アーバン”や”シティ”が付いたりして”アーバン・シティ・ポップ”とか、昔は”レゲエ”だけだったのが”レゲトン”だとかもう数えきれないほどに広がっていてきりがない。

自分の音楽がどのジャンルに当てはまるのかわからないよ~!

1曲ごとに登録するのであれば、まだR&B風であればR&Bと素直に登録するのだが、これが10曲以上のアルバム単位となった場合、、、例えば「YUKIO」という15曲入り作品の中には色々なリズムパターンの曲が入っていてアコースティックギターで弾き語っているにもかかわらずジャンルは”ロック”で登録した。(笑)「YUKIO PIANO」というピアノ弾き語り作品もリズムパターンはまちまちで、ジャズのスタンダード曲をやっているわけでもないのだが”ジャズ”で登録してある。次に出そうと考えているミニアルバムはなんと”演歌”で登録している。(笑)

自分の音楽にジャンルなんか要らない!

と、思ったりもするのだが現実はそんなこと許してくれない。どこかにすみ分けされることになってしまうのだった。

しかし最終的に自分の音楽がどのジャンルかと問われれば、自分の音楽は”ロック”だと内心思っている。音楽的にはわからないが精神的には”ロック”だと言い張れる。自分の音楽はこのまま誰にも相手にされず終わって行くのだろうが、その原因をクヨクヨ自分の心の中にしまい込んで”どうせオレなんか才能なくて駄目な人間なんだ~!”と嘆いて死んでいくよりも、”オレは間違っちゃいない!世の中がおかしいんだ~!”と叫んで死んでいく方がなんだか健康的で前向きなような気がするからだ。

死ぬまで挑戦者であって、ロックは反省してはいけない。

音楽配信

太陽ライブ