最新ヒットチャート

最近、spotifyで東京スーパーヒッツとタイトルが付いているプレイリストを聴いている。1位からなんと50位まであって、毎週更新されると言う。毎晩少しづつチャートの上位から聴いて来て、昨晩、ついにと言うか、とうとう50位まですべて聴き終えた。30位くらいまでは曲の展開なども勉強しようと思い、できるだけ最後まで聴くようにしていたのだが、チャートが下位に行けば行くほど、なんだか達観したような気になってしまい曲の途中で飛ばして、なんとか50位までたどり着いたのであった。

おもえば日本のヒットチャートを聴くのは子供の頃の中学生の時以来のような気がして、自分自身を日本語のオリジナルソングを唄う歌手だと主張している割には、日本の流行歌をまったく聴いて来なかった。まるっきり興味が無かったわけでも無く、いや、多少興味が無かったと言うことでもあるが、笑、何か機会があればその時、その時の流行りの歌を聴きたいと思っていたのだが、そうした機会が無かったのだ。

テレビはニュース以外はほとんど見ないのだが、最近の音楽の情報を仕入れようと土曜日夕方の30分の民放の歌番組と、火曜日の夜NHKでやっている懐(なつ)メロ番組をたまに見たりするのであるが、出演者のほとんどが昔の大御所や大手芸能事務所の人気タレントさんたちばかりで、この人たちが今の若者のリアルな支持を得ているとは思えなくて、何かそうした今の時代に合った歌情報が得られるものが無いかとずっと探して来たのであった。

自分の子供の頃は、大人たちはみんな演歌を聴いていた。自分と同年代の人間は総じて歌謡曲を聴いていた。そして自分達より下の世代はJ ポップと言われるものをたぶん聴いて来ているのだろう。spotifyの東京スーパーヒッツのチャート上の曲も、このたぶん延長線上の曲なのだろう。とうとうJポップを腹いっぱいに聴いてやったぞ!と昨晩はけっこう満足感に浸ったのだった。笑

Jポップをまるっきり聴いて来てないわけでは無くて、有名どころのヒット曲はテレビの歌番組なんかで多少は耳に残っていたりもして、ミスターチルドレンとか宇多田ヒカルなどは知っていたりもする。自分の子供の頃テレビで聴いていた歌謡曲は、海外の楽曲に比べると明らかに見劣りするなという感じがあったりしたのだが、Jポップの彼ら、彼女らはそうした海外音楽に対するコンプレックスもなく、もはやほとんど変わらないと言おうか、ある意味、海外音楽以上に複雑なことをやっていたりするイメージがあったりする。そう思うにもかかわらず、なぜ自分は流行りのJポップを聴いて来なかったのか?

うまく説明がつかないが、たぶん腹の底ではどこか冷めたところがあったのだと思う。ただずっとその時代時代の流行歌がどんな創りになっているのかは興味があって、アンテナを張って来たつもりで、今回とうとうこのヒットチャートにたどり着いたのである。チャートインしているこういう曲を今の高校生や中学生は聴いているのだろうなと昨晩は思ってしまったのであった。

YOASOBIとSEKAI NO OWARIの区別がつかないのであるが、こういうアニメソングを複雑にしたような曲を創っているのかと注意深く聴いたり、日本語のラップの曲が入っていたりして、最近のラップは複雑でランDMCやビースティーボーイズを聴いていた世代に比べて、すごくポップで聴きやすくなっているなと感嘆もするのであった。そして歌がみんな巻き舌で、昔の演歌は喉のコブシを回していたのだが、今のJポップは巻き舌で唄うのが基本なのかと思ってしまうほどである。何を歌っているのかわからない曲もあって、なぜ巻き舌で歌うのかと言うと、やはり英語の洋楽っぽい発音がカッコイイと今の若者でも感じるのだろう。みんなサザンオールスターズの桑田佳祐みたいな歌い方をしている。音楽学校やボーカルスクールではこうした巻き舌で歌うことを推奨したりしているのだろうか?たぶんそうなのだろうな。正直気持ち悪いと思ってしまう自分がいたりもするのであった。笑

東京スーパーヒッツの次は世界のヒットチャートを聴こうと思っている。自分の音楽に何か影響が出て来たりするのであろうか?たぶんそんなに変わらないと思うのだが、影響を受けたいと自分では思っているのである。

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